「リーマンショック」後も堅調だったマザーズネット系銘柄、下落が深刻化

 ここにきて東証マザーズ市場のネット系主力銘柄の下落が深刻化している。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のミクシィは9月25日終値から10月8日終値までで44%も下落。ネット広告代理やベンチャーキャピタルを手がけるサイバーエージェントも36%下落した。

 世界の金融市場を駆け巡ったリーマン・ショック発生後、日本のネット関連株は比較的堅調な推移を続けてきた。国内で稼ぐ内需株がほとんどであるほか、財務体質が良い銘柄が多く、混乱するグローバルな金融市場の影響を受けにくいセクターと認識されており、東証1部市場などが軟調に推移する日でも、逆行して上昇するケースが目についていた。

 しかし、混乱の長期化と減速感の強まる国内景気への悪影響が観測され始めて以降は、これらのネット系銘柄も踏ん張りがきかなくなってきた。ミクシィやサイバーエージェントなどといったネット株が主力となっている東証マザーズ指数は10月8日まで12日連続で下落。足元では、1万円割れで社会的にも注目を集めた日経平均株価や1000ポイント割れとなったTOPIX(東証株価指数)よりも大きな下落率となっている。

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