ログ、タグ、共有ブックマーク、マッシュアップ、Wiki……「Web 2.0」という言葉でくくられるソーシャルテクノロジー。これらがネットのコミュニケーションをどのように変化させていくのかを探る。
インターネットのサービスとビジネスの今後を考える重要なキーワードが、「Web 2.0」だ。この概念を実践している代表として、Googleを挙げる人は多い。ここ数年で世界レベルの次世代インターネット企業としてお手本のように扱われている同社だが、その根本を辿ればテクノロジーを核とした斬新なアイデアをスピーディーに次々と実行してきたたまものだろう。これは、まさにベンチャースピリッツを元にした行動力と等しい。日本でもWeb2.0の概念がブームになっているが、ブームがあろうとなかろうと、テクノロ
ブログ、ロングテール、AJAXなど現在のウェブ、いやインターネット上でホットなキーワードを結びつけているのが「Web 2.0」という概念だろう。ネットバブルを経て沸き起こったインターネットのサービスは、ウェブをプラットフォームとした新たなアーキテクチャーとビジネスのあり方を提示しているのだという。しかし、Web 2.0の定義はあまりにもあいまいである。果たしてWeb 2.0とはなんだろうか? Tim Oreillyの論文や10月に行われたカンファレンスからその概念を紐解いていこう。
「オンラインビジネス」と一言で言っても、物販や仲介、金融、広告などさまざまにある。プレイヤーも、ヤフーや楽天など各分野でリーダ的な地位を確立した大企業から、ひらめきや技術力、足回りの速さを活かしてニッチな分野に特化して活躍するベンチャー企業、アフィリエイトやオークションを利用して稼ぐ個人まで幅広い。こうした中で、今日までにいくつもの熾烈な競争が展開され、これからもこの闘いは続く。ネットビジネスで勝敗を分ける決め手はなんであろうか。これまでに競争を生き抜き、成功を収めてきた企業の知恵や戦略をキーパーソ
ITやインターネットをとりまく産業の成長は、ベンチャー企業の存在なくしては語れない。現在も目覚しく成長する企業も、小さな企業に過ぎなかった。そして、現在も新しいベンチャー企業が生まれている。この動きに呼応すべく、2005年2月1日に次世代産業のリーダーを支援するための団体、New Industry Leaders Association(NILA)が設立された。
GoogleとYahoo!、Microsoftの3社を中心に、新しいテクノロジーとサービスが日々リリースされ、話題にまったく事欠かない状況が続いている。オンラインとオフラインを問わないサーチエンジンをめぐる熾烈な闘いは、ブログやRSS、ソーシャルネットワーキングといった個人発信とコミュニティ型のツールが台頭する中で、ベンチャー企業をも巻き込み拡大している。こうした成長著しい市場のビジネスチャンスや各社の戦略、技術動向をレポートする。
携帯電話の加入者数が爆発的に増加している中国。3億人のユーザーを抱える同国にはさまざまな携帯関連ベンダーが注目している。携帯端末向けのメディア開発やソリューションの提供を行い、中国にも子会社および関連会社を持つフラクタリスト 代表取締役社長の田中祐介氏が、その現状を5回にわたって紹介する。
デジタルキャンパスと称される慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)では、日々、学生や教員の間で密なデジタルコミュニケーションが交わされています。無線LAN完備でノートパソコンを常備する生活を送っている人々からかいま見える近未来のコミュニケーションの姿を、デジタルメディア応用などの研究に取り組んでいるSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
この記事は「月刊ソリューションIT」に掲載された「CaseStudy」を抜粋したものです。月刊ソリューションITは、ITを使って企業を進化させる「変革リーダー」の専門誌です。