AIとウェアラブルで睡眠は改善できるか?「ChatGPT」のアドバイスを実践してみた - (page 4)

Nasha Addarich Martínez (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2023年07月11日 07時30分

3日目:眠気を誘う環境を作る

  • 寝室を涼しく静かな状態にし、換気も良くする。
  • 快適なマットレスや枕、通気性に優れた寝具にお金をかける。
  • 耳栓やホワイトノイズマシン、扇風機を使用して、不快な音が聞こえないようにする。
  • 過剰な光を遮断するために、遮光カーテンやアイマスクを使用することを検討する。

 これらのアドバイスに従って、筆者はエアコンをカ氏68度(セ氏20度)に設定し、通気性に優れたリネンの寝具、耳栓、アイマスクを使用した。ところが身に着けるものが増えたせいで、ぐっすりと眠ることができなかった。耳栓が何度も外れたり、アイマスクが目を圧迫したりしたせいで、夜中に何度も目が覚めた。こうした問題を避けるために、外れにくい耳栓や高品質なアイマスクを購入することをお薦めする。

アイマスクと耳栓
提供:Nasha Addarich Martínez/CNET

翌朝

 1日目、2日目と異なり、これらのアドバイスを実践しても、しっかりと休むことはできなかった。覚醒イベントが増えて、回復睡眠が減り(30分も短くなった)、翌朝には、その影響を実感した(ふらふらして疲労を感じた)。筆者の睡眠不足の原因は、ChatGPTのアドバイスというよりも、自分の選んだ耳栓とアイマスクにあった。

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提供:Nasha Addarich Martínez/CNET

4日目:刺激物を制限し、就寝前のルーティンを確立する

  • 睡眠を妨げる可能性があるため、夕方にカフェインやニコチンを摂取することは避ける。
  • 就寝前に毎日同じルーティンを確立し、リラックスする時間であることを身体に伝える(歯を磨く、快適な寝間着に着替えるなど)
  • このルーティンを毎晩実践し、身体と心の状態を睡眠に向けて調整する。

 筆者はこの実験のために、午後3時のコーヒーをあきらめることにした。また、この日は土曜日でもあったので、早く寝ることはないだろうと思っていたが、実際にその通りになった。夜の12時までテレビを見ていたが、下の画像を見ると分かるように、睡眠の質に影響を及ぼしている。

翌朝

 言うまでもなく、十分な睡眠が取れなかったので、寝起きが悪く、ひどい頭痛がした。睡眠時間は5時間25分で、回復睡眠に至ってはわずか1時間41分だった。睡眠データを観察していると、睡眠時間と深い睡眠の時間の間に直接的な相関関係があることに気づいた。筆者のレム睡眠と深い睡眠は睡眠時間の26%を占めていたが、これは、筆者の平均値である31%~35%よりも大幅に少ない。

4日目の睡眠スコア
提供:Nasha Addarich Martínez/CNET

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