コンセプトの通り、可愛らしさやスタイリッシュなところも含めて終始おしゃれな雰囲気に包み込むようなライブとなっていた。そのなかで、多様な楽曲とキャストの組み合わせによって見せる新たな一面も存分に感じられ、さらに広がる魅力と可能性を提示するものとなっていた。さらに、今回は個別の自己紹介や感想を語るような挨拶はなく、パフォーマンスや企画コーナー含めて“ステージで魅せる”ということに振り切っているように思えたところ。こうしたところも含めて、11年目を迎えたシンデレラガールズが踏み出した新たな一歩を伝えるようなステージとなっていた。
見どころも聴きどころライブであったなか、余談ではあるが筆者個人としても印象的なところはあった。DAY1であれば「気持ちいいよね 一等賞!」が、まさに「U149」の構図でイメージできそうということもさることながら、元気いっぱいという応援ソングのなかで、こずえと雪美のとろけるような声援ボイスはまさに新感覚でたまらないものになっていたと言える。DAY2であれば、2019年の新春ライブ「Happy New Yell !!!」でも印象的だった「幸せの法則~ルール~」が初めて有観客で披露されたこと、そのときと同じものと思われる、お互いに向き合ったときに見える片方ずつ付けたイヤリングも含めて“エモい”と思えたところもある。加えて、10周年ツアー千葉公演での「Gossip Club」で森下さんが見せた“ギャルな茄子”が印象的だったことを踏まえれば、今回の「Tulip」で見せた“セクシーで魅惑の茄子”もまた印象的と言えるところがあった。また、かねてから気になるアイドルに喜多日菜子を挙げていることを踏まえて見れば、DAY2における企画コーナーで腰の後ろあたりに付けているクマさんをアピールしたり、トークの流れから乗り気ではない富田さんを巻き込んで、深川さんが思うかわいい“きゃぴるん”なポーズを指導するかのように一緒にするところをは目を引いたシーンであるとともに、妄想アイドルである日菜子らしさも感じたところ。さらに、さまざまな楽曲で可愛らしいさやセクシーさを感じさせる日菜子を表現するなか、時折見せる“目をつぶった笑顔”と言えるような表情も日菜子を感じさせるものとなっていた。
そして、最もお気に入りのアイドルが龍崎薫であることを踏まえてみても、印象的なところはあった。このライブにおいて春瀬さんは髪を明るくし、お団子風に髪を束ねるという“おしゃれな薫”をいう風貌で登場していたこととか、薫をイメージする花のひまわりを衣装に付けていたこと、とりわけアンコールTシャツのときにはサスペンダーにたくさんのひまわりを付けていたこととか、企画コーナーで撮影担当だった春瀬さんがいろいろ調整しながら撮影している様子もさることながら、自撮り形式だったこともあって春瀬さんがひとり笑顔でアップになっていたのもどこか薫らしいと感じたところもある。
ほかにもあるなかで、まず触れおきたいところと言えば、「ギョ―てん!しーわーるど!」だろう。デレステにおいて7月に登場したばかりで、前述のようにユニット「まりんぱ」による楽曲で、薫にとって直近で参加したユニットかつ新曲となっている。
ゲーム内イベント「LIVE Parade」でのイベントコミュに登場する、海洋レジャー施設「しーわーるど」の魅力を伝えるような曲で、いたるところにお魚をイメージさせるフレーズが盛り込まれており、ステージでも両手をあわせて魚が泳いているところをイメージできるような振り付けも見せながら、3人がそれぞれの個性が現れているような元気いっぱいで楽しさを伝えるようなパフォーマンスを披露していた。ちなみに余談続きで恐縮だが、このイベントコミュのなかではまりんぱのメンバーが着ぐるみをするシーンもあるなかで、薫はチョウチンアンコウの着ぐるみをしているところも見どころというのは付記しておきたい。
そしてもうひとつ触れておきたいのは、「Romantic Now」だ。こちらも前述のようにオリジナルは赤城みりあのソロ曲で、5人によるカバー。それぞれがキャストとなっているアイドルのなかで、ひとり年齢が高いりあむも曲中のセリフにおいて、小学生時代の“ろりあむ”として登場ということになり、5人とも中学生以下のアイドルという構成に。こちらも明るく元気いっぱいなステージとなっていた。
とりわけ、春瀬さんがこの曲を薫としてセンターに立っているところがグッとくるところ。ここで思い出されるのは2017年の5thライブツアー静岡公演で、春瀬さんはみりあ役の黒沢ともよさんと2人でこの曲を歌っていたこと。そこから月日が経って、春瀬さんが薫としてより成長した姿でセンターに立ち、ラストの大きなジャンプを先導する掛け声をあげるなど、他のメンバーをけん引するようにパフォーマンスをしている光景は感慨深く、エモーショナルな気持ちになれるところがあった。加えて、日菜子役である深川さんと並び立って歌っているところも印象に残るところだったことも付記したい。
なお本公演については、「ASOBISTAGE」でのアーカイブ配信を期間限定で実施。配信チケットを購入することで視聴することができる。視聴期間は当初告知されていたものから変更となり、DAY1とDAY2ともに9月13日23時59分まで。チケットの販売期間は当初の告知通り9月12日12時まで。価格は各5000円(税込)。
今後の展開についても告知された。大きな発表となったのは、次回の単独ライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Twinkle LIVE Constellation Gradation」の開催決定。11月26日と27日の2日間、ベルーナドームにて開催する。11周年を迎える記念日に行われるこのライブは「星座・冬」をコンセプトとして、シンデレラストリングスバンドによる生演奏も交えた公演としている。出演者も公表され、アソビストアプレミアム会員限定最速先行受付も実施されている(9月19日23時59分まで)
かねてから制作を公表していたTVアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ U149」について、2023年放送予定と発表。ティザーサイトを開設し、ティザーキービジュアルやティザーPV、イントロダクションを公開している。
ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」では、10セットガチャチケット1日1回プレゼントキャンペーンのほか、各種情報を公開している。
「デレステ」では「ももいろクローバーZ」が“応援プロデューサー”に就任。さらにアイドルのカバーした『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』が3DMVに対応して近日登場予定としている。このほか各種情報を公開した。
音楽商品では、CD「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 004」が9月28日に発売予定。また、10周年ツアーファイナル「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!」のBlu-ray BOXが12月27日発売予定。Blu-ray Boxはコロムビアミュージックショップとアソビストアにて予約受付を行っている。
そのほか各種グッズやコラボ情報も告知している。
THE IDOLM@STER TM&(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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