「アイドルマスター シンデレラガールズ LIKE4LIVE #cg_ootd」で見た“新たな一歩を伝えるステージ” - (page 2)

　DAY2もちひろによる挨拶とダンサーによるオープニングを経て、「MOTTO!」（会沢さん、天野さん、安齋さん、小市さん、立花さん、花井さん）からスタート。DAY2のみの出演メンバーの入れ替わりもあり、同じ曲でも一味違うことが感じられるものとなっていた。

　宮本フレデリカのソロ曲「き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!」（髙野さん、五十嵐さん、梅澤さん）は、これまでのライブでも歌われてきたが、今回のライブコンセプトやステージセットにとてもマッチしていると感じさせるもので、髙野さんを中心に歌いオシャレな雰囲気に包み込んでいた。

　そして島村卯月のソロ曲「純情接近STORY」（大橋さん）に。卯月としてはソロ3曲目で、王道アイドル感を感じさせる楽曲を、笑顔を含めた豊かな表情と歌声で歌い、ブランドセンターである卯月と大橋さんの華を感じさせるステージとなっていた。　

　「リトルリドル」（梅澤さん、中澤さん、立花さん、花井さん、深川さん）、「Radio Happy」（大橋さん、中島さん、青木志貴さん、富田さん、金子さん、鈴木絵理さん、星希さん）とDAY1で披露した楽曲が続きMCパートに。立花さんを進行役として、この日も企画コーナー「#cg_ootd映えコンテスト」を実施。DAY2ではお題を「クールなアイドル！」に変えて、それぞれ撮影に挑んだ。

　大橋さんが撮影を担当したチーム「ブレずにとります」は、メンバーが階段に座りクールな表情決めた写真に。その一方、立花さんが撮影を担当した「きゃぴるん♡お花畑」は、立花さん以外のメンバーが“きゃぴきゃぴ”とした雰囲気で撮影そっちのけでプロデューサーさんにあいさつするなどフリーダムな状況になり、そんなメンバーたちを背景にマイペースな久川凪をほうふつとさせるように立花さんが自撮りを始め、その様子の写真を提出。この結果は「ブレずにとります」が61％の票を獲得していた。

　ライブ再開後の「とんでいっちゃいたいの」（会沢さん、髙野さん、鈴木みのりさん、森下さん、金子さん）で穏やかな気持ちになったとこで、乙倉悠貴のソロ曲「ずるじゃん」（中島さん）の披露に。悠貴と中島さんが潜在的に持つアイドルとしてのオーラを感じさせるような歌声とダンス、そして随所に盛り込まれたずるいくらいの可愛い振り付けで魅了した。

　そして的場梨沙のソロ曲「GEMSTONE」（集貝さん）がライブ初披露。コミック「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」発の楽曲で、的場梨沙は小学生アイドルながらヒョウ柄の服装を着るような、大人びた一面を持つ。そんな梨沙をほうふつとさせるように、歌いだしから「ねえ、こっち見て」とセリフを決め、カッコよさとセクシーさを織り交ぜた楽曲を、集貝さんが力強い歌声とダンサブルな振り付けでパフォーマンス。鮮烈な印象を残した。

　ユニット「ミス・フォーチュン」の「幸せの法則～ルール～」（天野さん、森下さん）では、2人の歌声が会場中に幸せな空気を作りだす。「つぼみ」（会沢さん、安齋さん、鈴木みのりさん、中澤さん）では、落ち着いた雰囲気のなかで温かい歌声が響き渡る。さらに「まほうのまくら」（五十嵐さん、花谷さん）、「ささのはに、うたかたに。」（鈴木みのりさん、中澤さん、森下さん）と、優しく穏やかな気持ちになれるステージが続いた。

　「With Love」（中島さん、青木志貴さん、花井さん）は、ソーシャルゲーム版などで登場したことのある二宮飛鳥、乙倉悠貴、村上巴によるユニット「サクラ・シンクロニシティ」のステージが実現。ユニット「Love Yell」のウエディングソングのカバーとなり、こちらもオリジナルメンバーとなっている中島さんがソロで登場してから、青木志貴さんと花井さんも後から登場するという演出で驚かせたうえ、中島さんが悠貴として歌うときのかわいらしさ、花井さんが巴として歌うときのこぶしをきかせた力強さ、青木志貴さんが飛鳥として歌うときのクールなカッコよさという、3人の個性が際立つステージとなり、大きなインパクトを残していた。

　続けての「メルヘンデビュー！」（五十嵐さん、大橋さん、青木瑠璃子さん）は、“永遠の17歳アイドル”菜々のソロ曲を、それぞれキャストとなっているアイドルが17歳の3人でカバー。3人がうさ耳を付けて歌い進めるなか、途中には奈々のお面を被ってラインダンスを決めるなど、大きな盛り上がりとインパクトのあるステージとなっていた。

　そしてDAY1でもあった“ユッコ主催のナイトパーティ”をここで開催し、「Yes! Party Time!!」（会沢さん、天野さん、鈴木みのりさん、富田さん、中澤さん、鈴木絵理さん、立花さん、深川さん、星希さん）、「ゴキゲンParty Night」（安齋さん、梅澤さん、中島さん、花谷さん、小市さん、鈴木絵理さん、花井さん）、「サイキック！ぱーりーないと☆」（鈴木絵理さん、大橋さん、五十嵐さん、髙野さん、青木志貴さん、青木瑠璃子さん、森下さん、金子さん、集貝さん）の3曲をショートバージョンで連続披露。盛り上げをさらに加速していった。

　金子さんが進行役のMCパート後半も、「#cg_ootd映えコンテスト」で「クールなアイドル！」の撮影に挑むことに。青木志貴さんが撮影を担当したチーム「カシャ」は、ステージ下に続いているものと思われる階段を活用して、アイドルたちを送り出すプロデューサー目線の写真を撮影。ステージに立つアイドルの背中を見上げるように、そしてプロデューサー役の青木志貴さんと集貝さんがグータッチを交わしている様子も“らしさ”抜群なものに。

　一方の「ぱしゃ」も、メンバーがステージセットの2階の窓から姿を見せ、下にいる撮影を担当した中島さんのクールな表情も決まっていたが、結果として「カシャ」が70％の票を獲得。DAY1に続いて、青木志貴さんの構図センスが抜群であることが伝わるようなコーナーとなっていた。

　ライブも終盤となってきたところで、再開後に歌われたのは「Tulip」（鈴木みのりさん、富田さん、森下さん、集貝さん、深川さん）。セクシーさがあふれる楽曲をカバーする形で、新たな一面を魅せつつ魅惑の世界を作り出す。ユニット「フェスタ・フェリーチェ」の楽曲「メモリーブロッサム」（天野さん、安齋さん、金子さん）は、メンバーのうちの3人が登場し、たくさんの花が映し出されたモニターを背景に、ヘッドセットマイクによる両手をつかった振り付けの豊かな表現と優しい歌声、客席に彩られたコンサートライトも相まって、会場中に花を咲かせているようだった。

　DAY1の目玉になっていた「#ユニット名募集中」の「UNIQU3 VOICES!!!」（梅澤さん、富田さん、星希さん）、「アミマネラ」によるキュートさ全開の「ラビューダ♡トライアングル」（大橋さん、髙野さん、深川さん）を経て、「Twin☆くるっ★テール」（五十嵐さん、花谷さん、立花さん）の披露に。オリジナルは城ヶ崎美嘉と城ヶ崎莉嘉の姉妹ユニット「ファミリアツイン」による楽曲で、これをソーシャルゲーム版で登場しているユニット「下ツインテール三姉妹」がカバー。それぞれツインテールの髪型である3人が、可愛らしく歌っていた。

　りあむのソロ曲「OTAHEN アンセム」（星希さん、小市さん、鈴木絵理さん）では、星希さんがハイテンションで歌い進め、小市さんと鈴木絵理さんが声が出せないプロデューサーさんたちの代わりと言わんばかりの全力のコールで、終始賑やかなものに。

　「アンデッド・ダンスロック」（青木志貴さん、青木瑠璃子さん）は、ユニット「エルドリッチ・ロアテラー」の楽曲を2人の青木さんがカバー。お互いに持ち味のクールさを存分に発揮するステージとなっていた。さらにユニット「ビートシューター」の「輝け！ビートシューター」（小市さん、集貝さん）では、2人そろって歌うなかで、醸し出されるライバル感と息がピッタリと感じさせるコンビネーションとダンスパフォーマンスを持って披露した。

　DAY2におけるソロやユニット曲パートの最後となったのは、ユニット「ラピエサージュ」の「ストリート・ランウェイ」（青木志貴さん、青木瑠璃子さん、富田さん、鈴木絵理さん）。メンバーのなかから4人が登場し、服やコーディネートといった、ライブコンセプトにマッチするようなフレーズが盛り込まれたクールで疾走感あふれるロック楽曲を歌い、プロデューサーさんたちを魅了した。

　その後全員が登場して、DAY1でも歌った「jewelries!」シリーズの新曲となる「認めてくれなくたっていいよ」を、DAY2のメンバーで披露。たくさんの宝石（ジュエル）が映し出されたモニターを背景に歌い進め、最後は宝石が3つの属性カラーで輝いていた。

　本編の一区切りで、アンコールを求める拍手と、DAY1と同様に安部菜々が登場しての業務連絡と題した告知映像上映を経て、メンバーが再登場。ここで歌われたのは「Kawaii make MY day!」（会沢さん、天野さん、安齋さん、梅澤さん、髙野さん、花谷さん、青木瑠璃子さん、中澤さん、金子さん、立花さん、集貝さん、花井さん、深川さん、星希さん）。ライプコンセプトから真っ先に思いつくぐらいのマッチした楽曲を、14人それぞれの“かわいい”を表現しながら歌っていた。

　そして全員がステージ上に登場したところで、このライブを締めくくる曲として歌われたのは、シンデレラガールズ始まりの曲「お願い！シンデレラ」。このあとのダンサー紹介やいつもの挨拶は大橋さんが担当し、おなじみの光景でシンデレラガールズの“これまで”も伝えるような形で締めくくった。