edge 30 proには複数の背面カメラがあり、そのうちの1つは「ポートレート」モードなどに使用される深度計測センサー付きカメラだ。メインカメラは、5000万画素のセンサーと絞り値f/1.8の広角レンズ、光学式手ぶれ補正を備える。絞り値f/2.2のレンズを搭載した5000万画素の超広角カメラもある。どちらのカメラもピクセルビニングを使用して、4つのピクセルを1つのピクセルに統合する。これにより、写真がより明るくなるので、ディテールがより鮮明になり、画像ノイズが少なくなる。
これらのカメラは、筆者がこれまでにテストしたMotorolaスマートフォンの中で最高のものだ。edge 30 proで撮影したお気に入りの写真を何枚か掲載したので、確認してほしい。
動画に目を向けると、メインカメラは1080p(30/60fps)、4K(30fps)、8K(30fps)での撮影が可能だ。どういうわけか、超広角カメラは1080pでしか録画できない。8K対応と聞いて、興奮しないでほしい。8K録画機能を提供するAndroidスマートフォンの大半と同様、edge 30 proで撮影した8K動画もそれほど画質が優れているわけではない。edge 30 proで撮影した4K動画の方が高画質でダイナミックレンジが広く、手ぶれ補正もよく効いている。
また、カメラをほかのスマートフォンと比較するために、edge 30 pro、「Google Pixel 6 Pro」、iPhone 13 Proの3台で何枚か写真を撮影してみた。
これら3機種の最大の違いは、iPhone 13 ProとGoogle Pixel 6 Proにはそれぞれ専用の望遠カメラがあり、edge 30 proにはそれがないということだ。多くの人にとって、このことは、edge 30 proを選択肢から外す理由になるだろう。
サンフランシスコにあるミッション・ドロレス・バシリカ教会を撮影した下の写真では、ダイナミックレンジはiPhone 13 Proが最も優れており、コントラストに関してはGoogle Pixel 6 Proが最高だった。
日没時の路地で撮影した以下の写真では、edge 30 proの超広角カメラのダイナミックレンジの限界をはっきりと確認できる。
筆者がedge 30 proをテストしていたとき、バッテリーは再充電が必要になるまで、難なく1日半持続した。edge 30 proは30Wの急速充電に対応しているだけでなく、なんと、30Wの急速充電対応の充電器が同梱されている。筆者の知る限り、急速充電器を同梱してくれるスマートフォンメーカーはほかにない。通常の充電器さえ同梱しないメーカーもある。
新しいedge 30 proは多くの点で以前のモデルから改善されている。価格が1000ドルなので、iPhone 13 ProやGalaxy S22+などのスマートフォンの陰に隠れてしまうだろう。しかし、もし価格が850ドル~900ドル(約10万円~11万円)なら、間違いなく検討する価値のあるスマートフォンだ。優れているが最高とは言えないカメラと平均以下の防水、防塵性能を受け入れられるのであれば、なおさらである。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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