Appleの「iPhone SE」の最新版が、先週開かれた同社のイベント「Peek performance(最高峰を解禁)」で発表された。しかし、この低価格モデルの「iPhone」は、万人向きとは限らない。プロセッサーやカメラシステムが強化されたスマートフォン、またはGoogle「Pixel 6」のさらに低価格なモデルを検討中の人もいるかもしれない。あるいは、折りたたみ式スマートフォンを探している人もいるだろう。いずれにしろ、Apple、Google、サムスンから2022年の後半に登場するとうわさされているスマートフォンは他にもたくさんある。
これまでに出てきているうわさやレポートに基づいて、2022年に登場しそうなスマートフォンを紹介することにしよう。
Appleの「iPhone 14 Pro」では、次世代iPhoneの発表でおなじみのアップデートがあると予想される。新しい自社製プロセッサーや、デザインのマイナーチェンジなどだ。だが、実現する可能性のあるアップデート内容の中で最もワクワクするのは、新型のカメラだろう。うわさが信じられるとすると、iPhone 14 Proと「iPhone 14 Pro Max」では、メインカメラが48メガピクセルになるという。9to5MacとMacRumorsで報じられた、著名なAppleアナリストMing Chi Kuo氏による予想だ。
Appleは、何年にもわたって「iPhone Pro」モデルのカメラを強化してきており、2019年の「iPhone 11 Pro」では3つ目のカメラとして超広角レンズを追加し、2020年の「iPhone 12 Pro Max」では望遠カメラのズームレンジを改善した。しかし、画素数は何年も12メガピクセルのままで、実に「iPhone 7」以来変わっていないのだ。
もちろん、画素数がすべてではない。きれいな写真を作り出すには、多くの要素が絡んでくる。センサーのサイズや、レンズの口径、つまり光を取り込める開口部の大きさなどの要素があり、どちらも画質を決定する大きな要因になっている。その他、内部性能のアップグレード、例えばAppleの新しいチップによる画像処理アルゴリズムや機械学習の向上などもカメラのパフォーマンスに影響する。それでも、過去の大幅な機能向上は、次のProモデルでもカメラの大幅なアップグレードが用意されていることを示唆するものではないだろうか。
Appleの例年のリリースサイクルからすると、iPhone 14 Proの登場は9月と予想される。また、Kuo氏の予想によると、前面カメラには、従来のノッチに代わってパンチホール型のデザインが採用されるという。
次期iPhoneのフラッグシップモデルで予想される主なアップグレードは、突き詰めるとカメラ、デザイン、画面サイズということになる。だが、筆者が最も期待しているのは、うわさされている「iPhone 14 Max」だ。次世代標準モデルの大画面版になると報じられている。
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