世界スマートウォッチ市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年は振るわなかったが、2021年は好調で、第4四半期には過去最高の出荷台数を記録したとの調査結果を、Counterpoint Researchが明らかにした。
同社の最新レポートによると、2021年の合計出荷台数は前年比で24%増加した。特に100ドル(約1万2000円)未満の低価格製品が好調だった。
低価格スマートウォッチに対する関心の高まりを受けて、出荷台数は北米で14%、中国で10%増加した。しかし、最も大きな影響がみられたのはインドで、出荷台数は前年比で274%増加した。世界市場に占めるインドの割合は、2020年のわずか3%から10%にまで増加した。
ブランド別では、Appleは市場シェアを3ポイント減らして30.1%になったが、不動の首位を維持した。一方、サムスンは、第3四半期に出荷台数が200%以上増加。年間で華為技術(ファーウェイ)を抜き、首位とは差があるものの2位に浮上して、2021年の合計出荷台数の10.2%を占めた。ファーウェイは3位で、市場シェアは7.7%だった。
4位は、スマートウォッチを専門とする中国企業のImoo(イムー)で、市場シェアは5.2%だった。以下、5位はAmazfit(5.1%)、6位はGarmin(4.6%)と続いた。サムスンのほかAmazfitとGarminなども市場シェアを伸ばした。
7位以下は、Google傘下のFitbit(3.8%)、小米科技(シャオミ、3.6%)、Noise(2.6%)だった。インドのスマートウォッチメーカーであるNoiseは、前述のように同国でスマートウォッチに対する関心が急騰していることを受けて、初めてのランク入りとなった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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