三井不動産は9月8日、生活に関連するD2Cブランドに対し、ブランディングやマーケティング戦略の策定、店舗出店や購買体験の設計までを総合的に支援する共同パイロットプロジェクト「NEW POINT(ニューポイント)」を始動すると発表した。
NEW POINTは、デジタルとリアルで個性的なブランドと出会える場所を作るのが目的。三井不動産が多方面のプロデューサーとともに、生活者に新しい価値と豊かな暮らしを提供するブランドを全国から発掘し、生活者の声を取り入れながら商品・サービスをアップデートしていく、共創コミュニティを創出する。
ブランドのニーズに合わせ、専門チームがSNSを中心としたデジタルマーケティングや空間デザイン、クリエイティブ制作を支援。ブランドのこだわりを発信するとともに、顧客と深く交われるリアルの場を提供する。
さらに、リアルイベントの販売スタッフや商品在庫管理までを三井不動産が担い、ブランドの出店負担を軽減する。デジタルからリアルまでの顧客データを基にした商品開発や常設店舗への出店サポートなど、中長期的な支援メニューも拡充するとしている。
NEW POINTの第1弾として、対象ブランドによるポップアップイベントを、10月8~10日の期間、三井不動産グループが管理・運営する商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」で開催する。イベント会場では、対象ブランドの意思やこだわりの商品ができるまでのストーリーを体験できる。
第1弾のプロジェクトチームには、テテマーチがSNSのマーケティング支援、Honey Atがクリエイティブ制作全般の支援、NODが店舗やポップアップイベントの空間デザインの支援、プラス・キュリオシティがブランドキュレーションの支援として参加し、三井不動産ビジネスイノベーション推進部がパートナーシップを結んで運営する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」