ラブライブ!好きな記者が見たスマホゲーム「スクスタ」独断偏見インプレッション - (page 3)

佐藤和也 (編集部)2020年10月03日 07時50分
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従来の音楽ゲームとは異なるものという大前提。遊びやすさは途上

 ライブの表現については、ラブライブ!の特徴でもある多人数でのフォーメーションダンスを3Dで再現しているのは見ごたえがあり、特別ステージは背景も含めて再現されているようなこだわりも感じられる。グループの枠を超えて自由に編成できるのも、夢の共演と思えるものになっている。ストーリーについては個人の好みはあると思うが、First Seasonにおいてニジガクを中心とした物語ではありつつも、μ’sとAqoursのメンバーも深くかかわっていると感じられ、熱い内容と感じられた。キズナエピソードも自己紹介的なものから、段階を踏んで踏み込んだ内容になっていくので、新たに知って興味を持ってもらえるきっかけにもなりやすいと感じている。

 本作のキモでもあるライブのシステムについて、一般的な音楽ゲームとは似て非なるもの、ということが大前提にある。音楽に合わせてタップをする、そのタイミングを判定する要素もあることはあるのだが、難度の高い譜面をプレーヤースキルを持ってクリアし高得点を狙うというものではなく、メンバー編成と作戦を重視したアクションRPGのバトルシーンととらえたほうがいい。それゆえ、事前の準備がとても重要なシステムになっている。

 各楽曲にはさまざまなギミックが仕掛けられており、それにあわせたメンバーの編成や作戦の設定、そして作戦の切り替えのタイミングを工夫しながら高いボルテージを出し、Sランクを獲得する……というのが、本作におけるライブにおける醍醐味であるととらえており、ちょっとした工夫でボルテージが劇的に向上したりクリアができると喜びを感じられるところがある。その意味では新機軸のシステムではあり、さらに従来型の音楽ゲームが苦手なユーザーでもプレイしやすいとことろでもある。一方で、音楽ゲームに親しんでいるプレーヤーほど、違う面白さがあると感じられるまでに差が出てくるとも感じている。

各曲にある攻略情報。難易度が高いほど、ここは確認しなければいけないと言えるほど重要な情報が載っている
各曲にある攻略情報。難易度が高いほど、ここは確認しなければいけないと言えるほど重要な情報が載っている

 単純にパラメータの高いメンバーをそろえて挑む、いわゆる“力押し”が通用する部分もあるが、難易度が高くなるほど、各楽曲の攻略情報に記載されているライブの特徴やノーツギミック、アピールチャンスの情報を確認するのはもちろんのこと、それにあわせてメンバーの特徴を把握した編成や作戦にする必要がある。さらにメンバーには特技や個性、ひらめきスキルといったものが設定されているほか、アクセサリーにもアクセサリースキルが搭載されているなど、ライブに影響する効果は多岐にわたる。それは奥が深いとも言えるが、把握する要素が多く、効果を確認する手間もかかるところ。編成やアクセサリーを入れ替えて試行錯誤する場面もあるので、できるだけ手間と感じることは避けたい。

パラメータだけではなく、各種スキルやその能力も把握することが、ライブを進めていくうえで有利に運ぶ
パラメータだけではなく、各種スキルやその能力も把握することが、ライブを進めていくうえで有利に運ぶ

 筆者がサービス初期段階で率直に気になったのは、確認しなければいけないことが多いということと、多くの画面を行き来したり、ワンタップ多い、スライドをしなければいけないという手間の部分。そして今でももう少し便利だったら……もう少しストレスなくプレイできたら……という感覚もぬぐえないのが正直なところだ。もちろん、これまでさまざまな改善が行われて良くなっている部分があることも実感しており、公式サイトに掲載された「スクスタ運営だよりvol.7」でも課題があることを認識しているようなので、遊びやすさは途上であり、さらなる改善を期待したいところだ。

ライブの選曲画面で、所持アイテムが確認できる……というのは、初期段階にはなく後から追加されたもの。また最近になって配置が見やすくなった
ライブの選曲画面で、所持アイテムが確認できる……というのは、初期段階にはなく後から追加されたもの。また最近になって配置も改善され見やすくなった

筆者がお気に入りのμ’sとAqoursメンバーのこと

 ストーリーがフルボイスであったり、メンバーをタップすると反応する要素もあり、何よりキズナが重要とされているなかで、キズナエピソードなどでパーソナルなところを深く掘り下げて描かれていることもある。楽曲やストーリーに触れていくなかで、お気に入りのメンバーを見つけて愛着を持って接していくという楽しみ方をしてもいいだろう。

 筆者がμ’sのなかでお気に入りのメンバーといえば、星空 凛だ。音ノ木坂学院の1年生で、スポーツが得意。しゃべるときに「にゃ」「にゃー」といった語尾になるのが特徴。好きな食べ物はラーメンで、それにちなんだエピソードも登場する。ちなみに余談になるが、TVアニメ「ラブライブ!」2期第5話の「新しいわたし」は今見ても涙腺を刺激することと、さらにそこで披露した挿入歌「Love wing bell」のスクスタ実装を願っていることは伝えておきたい。

星空凛。猫好きで特徴的な語尾もさることならがら、元気で動きまわるところから、猫のような女の子という印象をあなたも持つ
星空 凛。猫好きで特徴的な語尾もさることならがら、元気で動きまわるところから、あなたも凛に対して猫のような女の子という印象を持つ
凛が「かよちん」と呼ぶ、1年生の小泉花陽とは幼なじみで、特に仲がいい
凛が「かよちん」と呼ぶ、1年生の小泉花陽とは幼なじみで、特に仲がいい
UR[こっちこっち早くするにゃ!]のサイドエピソードより。凛の大好きなラーメンを、花陽とあなたを誘って行こうとする様子が描かれている
UR[こっちこっち早くするにゃ!]のサイドエピソードより。凛の大好きなラーメンを、花陽とあなたを誘って行こうとする様子が描かれている

 Aqoursでは、国木田花丸がお気に入り。花丸は浦の星女学院の1年生で、自分のことを「オラ」や「マル」といい、語尾に「ずら」とたまに付けてしまうしゃべり方が特徴。実家はお寺で、現代の電子機器や都会を見ると感激するという“田舎っ娘”。読書が趣味で、おっとりとしていて自分から前に出るというよりは、周囲に気を配るような優しい性格の持ち主だ。そして9月30日付のアップデートで追加されたストーリー19章にあわせて、楽曲「未体験HORIZON」が実装。この曲は花丸のセンター曲となっている。

国木田花丸。あなたが初めて会った時、語尾の「ずら」が気になって質問してしまう
国木田花丸。ストーリーであなたが初めて会った時、語尾の「ずら」が気になって質問してしまう
花丸は、1年生の黒澤ルビィと仲良し。図書館の検索機で、漢字変換ができただけで感激する一幕も
花丸は、1年生の黒澤ルビィと仲良し。図書館の検索機で、漢字変換ができただけで感激する一幕も
UR[紙越しの緑]よりのサイドエピソードより。書店で台車で運ぶほど買い込む、花丸の本好きの様子が描かれている
UR[紙越しの緑]のサイドエピソードより。書店で台車で運ぶほど買い込む、花丸の本好きの様子が描かれている
花丸がセンターで躍動する「未体験HORIZON」は、Aqoursの4thシングルとしてリリースされたもの
花丸がセンターで躍動する「未体験HORIZON」は、Aqoursの4thシングルとしてリリースされたもの

 ちなみに、凛のキズナエピソードを進めていくと、凛のソロライブに花丸が訪れ、凛に憧れを持っていると打ち明けるシーンがある。世界観が異なるとはいえ、TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」1期第4話の「ふたりのキモチ」における、花丸がスクールアイドルに対する憧れを秘めたエピソード、特にμ’sを特集していた雑誌を見ていて、ウェディングドレス風衣装の凛の姿に目を留めていたシーンが印象的だったことを思えば、2人ともお気に入りなだけにかなりグッとくる場面でもある。

凛に憧れの存在と話す花丸。世界観が違うものとわかっていても、感慨深いものがある
凛に憧れの存在と話す花丸。このシーンだけでも、感慨深いものがある

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