CNET Japanの編集記者が気になったサービスなどを独自の視点で紹介していくコーナー「編集記者のアンテナ」。主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当する。
筆者がサービス開始時より注目し続けているスマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」(スクフェス)。これまでも2013年6月と12月、2014年12月、そして2015年11月に筆者の独断と偏見によるインプレッションや、振り返り記事を掲載した。今回はここ1年半ぐらいにおけるスクフェスを独断と偏見で振り返る。
本作は、スクールアイドルプロジェクトとして多方面に展開している「ラブライブ!」をテーマにしたスマホゲーム。スクールアイドルグループ「μ’s」のメンバーや楽曲が登場し、音ゲーと呼ばれるリズムアクションのライブパートをメインで、「LP」を消費する形でプレイできるという、いわゆる“スタミナ制”と呼ばれるシステムを採用。無料で楽しめる領域が設けられている。それに加えて、カード収集と育成要素を盛り込んでおり、さらにメンバーにスポットをあてたストーリーパートもフルボイスで用意されている。
ブシロードとKLabによる共同開発タイトルとして、2013年4月からiOS版、同年6月からAndroid版の配信を開始。スマホ向けリズムアクションゲームのヒット作として運営が続けられ、海外向けにも展開。そして2017年4月で4周年を迎えた。これまでもバージョンアップは繰り返し行われてきたが、2016年7月に過去最大規模のバージョンアップを行ったのをはじめ、さまざまな機能追加などが行われた。
大きなところでは、ラブライブ!プロジェクトの新シリーズとなる「ラブライブ!サンシャイン!!」のスクールアイドルグループ「Aqours」が本格参加。Aqoursの楽曲やストーリーが追加されるようになった。これにともない、メニュー画面ではμ’sモードとAqoursモードの切り替え機能を追加している。ほかにも、カードのレアリティでURとSRの間に位置する「SSR」が追加。個々のカードに搭載している特技Lvの仕様変更のほか、URのセンタースキルが強化。部員のステータスや特技を強化できる「スクールアイドルスキル」という要素も追加されている。ほかにも、従来同じカードが2枚必要だった特別練習による覚醒が、R以上のカードを練習相手にしたり転部することによって得られる「シール」でも可能となった。部員リストもフィルタ機能の搭載によって探しやすくなっている。
またリズムゲームパートについても、新難易度MASTERを追加したほか、一部の楽曲では矢印型のアイコンをなぞっていく「スイングアイコン」が登場するように。今後も特別楽曲の難易度MASTERで登場予定としている。ライブクリア時にアイテムなどがもらえる「ごほうびBOX」も搭載。ゲーム内イベントでは、2016年3月から最大5曲までを連続でプレイする「チャレンジフェスティバル」、2017年4月からはイベントストーリーも用意された「おさんぽラリー」を追加している。
外部展開としては、2015年から始まったリアルイベント「スクフェス感謝祭」について、全国各地で「ミニ感謝祭」も行うなど年々規模を拡大して開催。ほかにも、ブシロードとスクウェア・エニックスとの共同開発でアーケード版となる「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~」(スクフェスAC)を、2016年12月から稼働。スマホ版との連動企画も行われている。
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