CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は9月12日と13日の2日間、東京ガーデンシアターにて開催された、「ラブライブ!」シリーズの「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(ニジガク)によるオンラインライブ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Brand New Story / Back to the TOKIMEKI」の模様をお届けする。
ラブライブ!は、「みんなで叶える物語」をキーワードとして、オールメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト。ニジガクは「ラブライブ!」の「μ's」、「ラブライブ!サンシャイン!!」の「Aqours」に次いで、2017年から活動を開始。配信中のスマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(スクスタ)で物語を展開しているスクールアイドルグループであり、東京・お台場にある虹ヶ咲学園を舞台に、スクールアイドルとして活動している姿が描かれている。
メンバーの声を担当するキャスト陣が同名のグループとしてステージに立ち、ライブイベントを行うのもシリーズ恒例。ニジガクはイベントステージなどを経て、2019年12月に武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナで、初のワンマンライブを開催した。2回目となる今回は新型コロナウイルスの影響により、ラブライブ!シリーズとして初めてとなる無観客有料生配信ライブの形で開催することとなった。なお本稿は、12日は2回公演のうちの2回目(夜の部)と、13日(1回公演)の模様となっている。
出演したのは上原歩夢役の大西亜玖璃さん、中須かすみ役の相良茉優さん、桜坂しずく役の前田佳織里さん、朝香果林役の久保田未夢さん、宮下 愛役の村上奈津実さん、近江彼方役の鬼頭明里さん、優木せつ菜役の楠木ともりさん、エマ・ヴェルデ役の指出毬亜さん、天王寺璃奈役の田中ちえ美さんと、スクスタの展開にあわせて新たに加わった三船栞子役の小泉萌香さんの10人。
12日は「Brand New Story」と題し、ライブでは初披露となる楽曲を主体としたステージとなった。1曲目は1stシングルに収録されている9人でのユニット曲「未来ハーモニー」。ラブライブ!のライブステージでは、実際にアニメーション映像と同様にパフォーマンスを行うことも特徴のひとつとなっており、このときはアニメーションPVと同じ黄色を基調としたお揃いの衣装で登場。映像を背景に息の合ったパフォーマンスを披露した。
配信映像ではこの曲に限らず、AR技術を活用して客席部分ではコンサートライトが振られていたり、キャストの動きにあわせた映像演出、一部の楽曲ではステージ上にカメラが入り、迫力あるアングルで映し出すといったものも盛り込まれ、無観客のオンラインライブならではの要素も盛り込まれていた。
MCでは自己紹介とともにコール&レスポンスも行われているが、今回は無観客ということで他のメンバーがレスポンスを行いつつ、視聴者がSNSでコメントする形で行われた。
2曲目は1stシングルの表題曲である、相良さんによる「無敵級*ビリーバー」。ダンスパフォーマンスやひらひらと舞うスカートもさることながら、指でハートを描いて飛ばす演出も行われるなど、アニメーションPVを再現したオンラインライブならではのステージと感じられるものとなっていた。
ニジガクではソロ活動がコンセプトとなっており、今回のライブでは、3つ目のソロ楽曲を中心に展開。スクスタのMVをステージ上のスクリーンに上映し、メンバーとシンクロするようにパフォーマンスを行っていた。また、3つあるグループ内ユニットの楽曲披露も織り交ぜる形でステージが進行した。
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