IDCは、世界タブレット市場に関する調査結果の速報値を発表した。それによると、2020年第2四半期の出荷台数は3860万台で、前年同期の3260万台に比べ18.6%増だった。
これまで出荷台数は、2019年第4四半期と2020年第1四半期の2四半期連続で減少していた。第1四半期に市場が縮小した一因として、IDCは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を挙げている。
たとえば、Appleは、第1四半期の生産台数がCOVID-19による工場閉鎖で予定より少なくなっていたという。それが第2四半期になって出荷体制が改善し、前年同期比1.3%増へ戻した。また、COVID-19によって制限される活動が多い状態は続いているものの、消費者が仕事や余暇、eラーニングなどに使うタブレットを求めるようになったそうだ。
なお、Appleは前年同期比1.3%増にとどまったが、サムスン電子は同42.5%増、Huawei Technologies(ファーウェイ)は同43.5%増、Amazon.comは同52.0%増、Lenovo(レノボ)は同51.0%増と、いずれも大きく成長し、シェアも拡大させた。
2020年第2四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
1位:Apple
2位:サムスン
3位:ファーウェイ
4位:Amazon.com
5位:レノボ
その他
合計
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