イベント特化型のビジネスSNS「EventHub」を運営するEventHubは4月15日、セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesからシードラウンドの資金調達を実施したと発表した。
EventHubは、カンファレンスや展示会における、来場者・出展社間のビジネスネットワーキングや商談の機会を増やすためのSNS。10分ほどでイベント専用ネットワーキングページを作成し、主催者管理画面から来場者・出展社を一元管理できるほか、ページへの招待を自動送付することも可能。
来場者・出展社はキーワードやプロフィール項目をもとに会いたい相手を探し、「会いたい」申請を送ることができる。主催者またはEventHubがお勧めの来場者・企業を提案することも可能。「会いたい」申請が成立したら、ソフトウェアがお互いのスケジュールを自動的に照らし合わせ、面談時間を提案。商談室が準備されているイベントの場合は商談室予約やダブルブッキング防止も自動的にするという。
同社は、民間企業のマーケティング予算全体の約3割を占めると言われているイベントマーケティングの体験価値と効果を高めるため、引き続きサービス改善を重ねるとしている。具体的には、以前から提供しているマッチング機能に加え、ビジネスのシーズ・ニーズのレコメンド機能や、イベント登壇者に対するQ&A・ポーリング機能など、イベント参加者のエンゲージメントを高めた上で、適切なビジネス交流を促す機能を実装するという。
また、セールスフォース・ドットコムと協業し、イベントに参加する企業がイベント内で獲得したリードや、実施にした商談の情報を自動的にSFAに記録する仕組みを作る。さらに自社の取引データベースを参照し、既存の取引先や親和性が高い企業がイベント会場にいる際に両社を結びつける仕組みを提供するとしている。
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