イベント会場で“会いたい人”を探せるビジネスマッチング「EventHub」が本格始動

 EventHubは1月23日、カンファレンスや展示会の参加者間のビジネスマッチング(ネットワーキング)や商談の機会を増やすイベント特化型ビジネスSNS「EventHub(イベントハブ)」を、1月より本格始動すると発表した。アプリとウェブサイト版を提供する。


イベント特化型ビジネスSNS「EventHub」

 EventHubの利用者は、会場内にどのような来場者や出展社がいるのかをキーワードやプロフィール項目で検索して、「会いたい」申請を送ることが可能。承諾され申請が成立すると、サービス側がお互いのスケジュールを自動的に照らし合わせて、面談時間を提案する。面談室が準備されている会場では、面談室予約やダブルブッキング防止なども自動でしてくれるという。本格始動にあわせて、参加者に対してネットワーキング相手を薦める「レコメンド機能」も実装した。

 一方のイベント主催者側は、管理画面から来場者・出展社を一元管理でき、ページへの招待を自動送付することが可能。また、これまで把握することが難しかった、マッチングの傾向や商談満足度をデータとして確認できる。料金は主催者側に発生し、1来場者あたり180〜350円。


サービスの利用イメージ

 同社の創業者 兼 CEOである山本理恵氏は、9〜25歳までの16年間を米国で過ごし、米マッキンゼー・アンド・カンパニーに務めた経験を持つ。日本に帰国後、フリーランスでベンチャー企業のコンサルティングなどをしていた際に、日本と海外のビジネスパーソンをつなぐ“橋渡し”をする機会が多かったことから、より多くのビジネスパーソンに商談の機会を提供したいと考え、カンファレンスや展示会などのイベントにフォーカスしたビジネスマッチングサービスを着想したという。

 「たまたま会場で出会った人と名刺交換をして、そこからビジネスに発展するという従来の方法はあまり効率的ではない。EventHubは、事前に会いたい相手を探せるため、より価値のある商談や営業活動ができるようになる」(山本氏)。

 EventHubは2017年夏にソフトローンチし、これまでに「Slush Asia」や「TechCrunch Tokyo」「Embedded & IoT Technology」「国際会議STSフォーラム」などのイベントに採用されているという。たとえば、1200名規模のキャリアカンファレンスでは、このうちの1000名が利用し、3100件のメッセージがやり取りされたほか、750件の商談が生まれたという。

 同社では今後の5年間で1万イベントへの導入を目指す。また、よりスマートなマッチングを実現するため、今回新たに実装したレコメンド機能を強化し、より相性のいい商談相手を薦めてくれる機能を提供するほか、好みのキーワードを選ぶことでよりマッチング精度を上げるタグ機能などを提供するとしている。

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