有機ELディスプレイを開発、製造、販売するJOLEDは4月8日、千葉県茂原市に開設した「JOLED千葉事業所」に後工程製造ラインを構築すると発表した。設備投資には、INCJ、ソニー、NISSHAを引受先とする第三者割当増資により調達した、総額255億円の資金の一部を活用している。
JOLEDの有機ELディスプレイ製造ラインは、JOLED能美事業所にて、アレイ工程から印刷OLED工程までの「前工程」を行ったあと、JOLED千葉事業所にて「後工程」であるモジュール工程を行い、最終検査を経て製品として出荷する。千葉事業所は、有機ELディスプレイ月産約22万台の生産能力を備える「後工程」製造拠点として、能美事業所と同時に2020年稼動開始予定だ。
今後は、中型・高精細の有機ELディスプレイを提供し、有機EL分野におけるリーディングカンパニーを目指すとしている。
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