「Gmail」をさらにダイナミックなものにしようというGoogleの取り組みである「AMP for Email」が、一般提供された。
ダイナミックな電子メールの概要は2018年の開発者プレビュー版で明らかにされている。電子メール内でインタラクティブなコンテンツを作成するというのが、その大まかな概念だ。
マーケティング担当者にとっては、顧客とより良いサービスに向けた、さらに興味深い宣伝やアウトリーチプログラムが構築できるようになる可能性がある。また、コラボレーションに利用することも可能で、例えば、出欠確認、アンケート、カタログ、「Googleドキュメント」へのリンクを電子メールに含めることができる。AMP for Emailのメッセージは、最新の状態を維持することにより、常に最新のコンテンツを提供することも可能だ。
Googleはブログ記事で、Gmail、「Yahoo! Mail」「Outlook」「Mail.Ru」などの電子メールプロバイダーがAMP for Emailをサポートすると述べた。また、Booking.com、Doodle、Pinterestなどの企業がダイナミックな電子メールを利用するという。
顧客サービスの面では、AMP for Emailは、コメントやコミュニティー掲示板に直接返信する機能を提供する。Pinterestでは、Gmail内からユーザーが新しいアイデアを発見して、ボードに保存できるようになる。
ダイナミックな電子メールは、ウェブ版Gmailのユーザーを対象に米国時間3月26日に提供開始され、後にモバイル版でもサポートされる予定だ。「G Suite」の顧客は、管理コンソールでEmail for AMPを有効化できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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