アプリ開発・制作プラットフォーム「Yappli」を運営するヤプリは1月15日、GMO TECHが提供するアプリ作成プラットフォーム「GMOアップカプセルPRO」事業および、アプリ制作CMS「GMOアップカプセル」事業の一部を譲受すると発表した。金額は非公開。
3月1日(予定)より、両サービス事業の一部に係る顧客との契約上の地位や、これに基づく権利義務の一切は同社が承継する。両サービスのサービス内容は、3月1日以降も変更はなく、契約中のサービスはこれまでと同じく利用できるとしている。契約期間や利用料金にも変更はないが、支払先は変更となる予定。
Yappliでは、サービス開始当初はショッピングなどマーケティング系アプリの需要が高かったという。しかし昨今は、企業の生産性向上が大きな課題として認識され、マーケティング系アプリに加えてビジネス系アプリに関するサービスも拡大しているという。これまでに、280社以上の導入実績があり、アプリ累計ダウンロード数は2800万を突破している(2018年12月実績)。
今回譲り受けた、GMOアップカプセルとGMOアップカプセルPROは、飲食店や美容院・ネイルサロン・宿泊施設・病院といったリアル店舗への集客を目的とした、店舗オリジナルのO2Oアプリを簡単に作成できるサービス。インターネットを活用した販促手法に関する知識が少ない店舗運営者であっても、オリジナルのアプリを作成することで顧客との接点が広げられ、店舗への集客や売上につなげられることが特徴。両サービスは合計4000店舗超の店舗・施設に導入されており、アプリの累計ダウンロード数は500万ダウンロードを突破しているという(2018年7月実績)。
ヤプリでは、アパレル業界に次ぐ市場として飲食業界を見込んでおり、同業界において実績を持つGMO TECHから一部事業を譲受することで、Yappliプラットフォーム事業の成長を加速させ、業界横断的な立場を強固にしたい考えだ。
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