ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は7月2日、ニールセンが推進するトータルオーディエンスソリューションのキーコンポーネントであるニールセン デジタルコンテンツ視聴率「Digital Content Ratings」(DCR)のサービス提供を開始すると発表した。
DCRは、主要なデジタルデバイスやプラットフォームを横断し、ストリーミングビデオ、テキストなどの静的コンテンツページ、モバイルアプリなど、デジタルコンテンツのメディア接触を包括的に測定。VRIでは、PC・モバイルなど各デバイスごとのインターネット視聴データを測定・提供しているが、DCRによってデジタルデバイスを横断した、生活者のデジタルコンテンツ全体の視聴状況の把握が可能になる。
ブラウザでのストリーミングや、アプリでの番組・エピソード(放送回)視聴、静的コンテンツの視聴を、透明性を担保した第三者機関による人ベースで測定する。これにより、プラットフォームを横断したデジタルコンテンツのリーチ、接触回数、GRP、視聴者数、視聴者属性、視聴時間などのテレビ視聴データと直接比較可能な指標や分析軸を提供する。
DCRの利用により、媒体社はデジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発が可能となるほか、広告主や広告会社は、広告購入における適切な予算配分計画が実施できるという。
レポートも、ニールセンが従来から提供しているパネルベースのネット視聴率であるNetView(PC版)、Mobile NetView(スマートフォン版)を進化させ、パネルデータと全数データのハイブリットレポートとして提供する。全数データでは、パネルデータよりも粒度が細かいコンテンツの視聴状況が把握でき、Facebook会員情報との照合により、デバイスを横断したデジタルトータルのコンテンツ視聴状況を人ベースでレポートする。
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