ビルコムは2月8日、企業の広報部・宣伝部向けに展開しているクラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」を全面リニューアルすると発表した。
PR Analyzerは、テレビ140局(133テレビ局+BSデジタル放送7局)、新聞1018媒体、雑誌3960媒体、ウェブメディア約3000サイトに加え、ウェブ記事のSNS波及(Facebookのシェア数・いいね!数)を網羅したクラウド型PR効果測定ツール。
1969年に発刊した月刊メディア・データに基づく媒体データや、テレビ番組やテレビCMの調査・分析・配信を行っているエム・データのTVメタデータ、ビデオリサーチのテレビ視聴データに加え、同社独自のロジックを組み合わせることで、記事・番組ごとのリーチ数を自動算出できることが特徴だ。
新機能として、PR効果測定指標「掲載件数」や「広告換算費」だけでなく、新指標の「リーチ数」算出機能を実装。月刊メディア・データやビデオリサーチの媒体データと同社の独自ロジックを元に記事・番組ごとのリーチ数を算出するという。リーチ数を採用することで、広告との対比、記事・番組ごとの効果測定、ウェブサイト解析データとの相関分析を実現できると説明する。
また、自社と競合企業のブランド名を最大10件まで設定することで、競合露出状況の確認、自社との比較・分析が可能となった。6つの重要指標を偏差値で相対比較することで、自社の強みや弱みを把握できるようになるという。さらに、人工知能によるノイズ記事の自動判定・除去機能を実装し、これまで手作業で記事確認・ノイズ除去に要していた一連の業務工数を削減可能となった。
同ツールは、2017年1月に販売を開始。この1年間で、アスクル、ヤマハ、リクルートマーケティングパートナーズ、DMM.com、ウエディングパーク、大塚食品など50社以上に導入されているという。2018年度には、導入社数100社を目指すとしている。
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