「Apple Music」のユーザーは、革新的な機能やパーソナライズされたリスニング体験において、しばしば「Spotify」が先行するのを見てきた。しかし、新機能「AutoMix」の発表により、Apple Musicはついにその差を埋めつつあり、さらには独自の新しい標準を打ち立てようとしている。
Appleは先週のWWDC25でApple Musicのアップグレードを発表した。それには、お気に入りの曲をライブラリの上部にピン留めする機能、AIによる歌詞の翻訳、歌詞の発音ガイド、ロック画面でのアニメーション付きカバーアート、そしてネットで話題のAutoMix機能が含まれる。
あるユーザーは、AutoMixによる曲遷移の動画とともに、「iOS 26のAutoMixがすごすぎる。超自然現象に注目??」とソーシャルメディア「X」に投稿している。
iOS 26 AutoMix is insane
— Cake(@CakeDegg) June 11, 2025
attention into supernatural ?? pic.twitter.com/2iAL7WdykV
上の動画で見られるように、AutoMixは曲と曲の間をシームレスに繋ぎ、AIを活用して、次に再生される曲のテンポやビートに合わせる。次の曲は自動再生機能によって自動的に選ばれる。Appleは設定画面でこの機能を「楽曲のキーとテンポを解析し、最適なタイミングで曲を切り替える」と説明している。
この機能は既存の「クロスフェード」機能を発展させたものだ。クロスフェードは曲間の切り替えを滑らかにするが、DJのように2つの曲をミックスすることはできない。Spotifyにも「AI DJ」機能があるが、AutoMixとは違って曲を選んで紹介するというもので、曲のシームレスな遷移よりも解説とキュレーションに重きを置いている。
iOS 26の正式リリースは秋の見込みだ。そのため、今すぐAutoMixを使うには開発者向けベータ版をインストールする必要がある。ベータ版ではiOS 26の最新機能をすべて試せるが、機能が完成していないため、端末の動作が最適でなくなったり、機能にバグが存在したりするリスクがある。
AutoMixのベータ版に限っては、上記の動画や筆者自身の体験からしてもかなり良好だ。ただし、これは正式版の体験を示すものではなく、Appleは正式リリースまでに何度か機能を改良するはずだ。
iOS 26の開発者向けベータ版をダウンロードしたら、設定を開き、「Apps」「Music」「Song Transitions」の順にタップする。Song Transitionsをオンにして、AutoMixを選択すれば完了だ。または、設定の検索バーに「AutoMix」と入力し、Song TransitionsをオンにしてAutoMixをタップしてもいい。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ