ビルコムは戦略PR事業の強化を目的として、ネイティブ広告の自動取引ツールなどを提供するログリーと業務提携し、ネイティブ広告ソリューション「Boom Booster」の販売を開始した。コンテンツ制作からネットワーク配信、効果測定までを一貫して提供する。インターネット上のブランディングに課題感を持つ大企業などを対象に、2015年末までに100件の成約を目指す。
データ分析によるコンテンツ設計や、さまざまな分野の専門家やライターの起用、媒体社との共同制作による記事コンテンツの制作が可能。制作したコンテンツを良質なニュース/ブログメディアなどの誘導枠に掲載でき、配信先の制御と高精度な配信ロジックの設定もできるという。
効果測定時には、クリック数や表示回数などで測定する認知効果に加えて、ブランドの効果を測定する態度変容効果も測定できる。なお制作したコンテンツは、一般社団法人インターネット広告推進協議会(JIAA)による「インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン」(PDF)の広告審査方法に準拠し、広告表記/広告主体者を明示する。
すでにBoom Boosterを導入した大塚食品では、「ボンカレー」を活用したレシピによる新しい喫食シーンを提案するために、料理家の栗原友さんを起用したレシピ記事コンテンツを、朝日新聞デジタルのウェブマガジン「&」と共同制作し、ログリーの持つネイティブアドネットワークに配信した。効果測定の結果、コンテンツ内で提案したボンカレーのレシピを試してみたいという人が83%いることが判明。ビルコムでは「ブランドの認知拡大と価値訴求に貢献することが確認できた」としている。
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