ビルコムは12月21日、企業の広報部向けにクラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」を提供すると発表した。料金は掲載数に応じた課金体系で月額10万円から。期間は1カ月から契約可能。すでに大塚食品やソースネクストなどの企業がベータ版を利用しており、今後20社以上の導入が決まっているという。
PR Analyzerは、テレビ、新聞、雑誌、ウェブメディアの全媒体を網羅し、掲載記事をクラウド上で管理・分析することで、PR 戦略・企画立案に生かすことができる効果測定ツール。
人工知能(AI)・自然言語処理を用いて、テレビとウェブの自動クリッピングや自動論調分析を実現しており、これまで手作業で行われていたクリッピング(キーワード登録時点から30日前までの記事を遡ってクリッピング)、媒体別掲載数、広告換算費、重点媒体登録、論調分析、ウェブ記事のSNS波及、内容分類、時系列比較をすべて自動化できるという。
クリッピング機能は、ウェブメディアとテレビ関東6局は自動でクリッピングし、新聞・雑誌は手入力で対応。30日前の遡りクリッピングは、ウェブメディアとテレビ関東6局が対象。著作権の配慮から、記事本文や記事に掲載された画像、動画などの情報は同サービスに入力できないようになっている。
さらに、今まで掲載数や広告換算費といった指標しかなかったPR活動の成果を、7つの項目で多角的に測定。これにより、企業の広報担当者は、本来人手をかけてやるべきPR戦略の立案や、メディアリレーション構築などに集中できるようになるとしている。
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