フリマアプリ大手のメルカリは6月19日、茨城県立カシマサッカースタジアムの新愛称を「メルカリスタジアム」にすると発表した。茨城県およびJリーグ・鹿島アントラーズとネーミングライツ契約を結んだ。運用開始は7月1日、略称は「メルスタ」となる。契約期間は3年間で、契約金は1億5000万円。
同スタジアムはJリーグ開幕時から稼働するサッカー専用スタジアムだ。完成は1993年3月で、収容人数は3万9095人。長年にわたり鹿島アントラーズの本拠地として親しまれてきた。2006年以降はクラブ自らが指定管理者として運営を担っている。
メルカリは2019年より鹿島アントラーズの経営権を取得している。今回のネーミングライツ取得により、クラブおよび地域社会への関与を一層深める構えだ。
愛称には、サービス名として定着している「メルカリ」をそのまま冠した。ロゴデザインにはスタジアムの象徴的な曲線を取り入れ、クラブの歴史やサポーターへの敬意を込めたという。なお、スタジアムの正式名称は「茨城県立カシマサッカースタジアム」から変更しない。
茨城県の大井川和彦知事は「ネーミングライツ収入をスタジアムの維持管理や応援環境の整備に活用しつつ、メルカリグループの地域社会への貢献を通じて、県としても経済効果を期待している」とコメント。
鹿島アントラーズの小泉文明社長は「このスタジアムと共にクラブは歩んできた。伝統を守りながら、テクノロジーを活用した安心・安全で快適な観戦環境の提供に努め、メルカリと協力して地域の誇りとなる施設づくりに貢献したい」と述べた。
メルカリで執行役 SVP of Japan Regionを務める山本真人氏は「Jリーグの歴史とともに歩んできたスタジアムに深い敬意を持っている。『あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる』という企業ミッションならではのエッセンスを加えることで、鹿島アントラーズや地域へのさらなる貢献を目指す」と語った。
同社は今後、スタジアムでの体験価値向上に向け、各種サービスを活用した施策や、地域住民を巻き込んだフリーマーケットイベントなどを展開するという。
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