低音再生にキレ、名匠が3世代目で作り上げたすごいスピーカ/ELAC「ADANTE AS-61」(スピーカ) 世界の名匠と言われた、アンドリュー・ジョーンズ氏がELACに移って3作目となるのがこの「ADANTE AS-61」。マーケティングを重視していた前2作と異なり、ジョーンズ氏の個性を生かした音作りがなされており、特に低域の再現性に力を入れている。 通常、低音を再生するには、筐体に穴をあけるバスレフ方式と、磁気回路をもたず後ろから振動を与えることで、低域の振動だけを出すパッシブラジエータ方式があるが、ADANTE AS-61では、エンクロージャの内部でウーファ部を横方向に2部屋設け、後ろのアクティブウーファが前面のパッシブウーファを空気圧で駆動する独自の方法を採用している。 この独自の発想が大変効果的で、キレのよい低音を再生しながら、解像感のある音を実現。スピードが非常に早く、ハイトーンの音色も今までのスピーカとは大きく異なる。 先に紹介したダイヤトーンは透明感に優れていたが、ADANTE AS-61は鮮鋭感が勝り、雄大な音を再生する。この迫力ある音が大変気に入った。
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