ミニマル・テクノロジーズは12月18日、同社が提供するウェブサイト多言語化開発ツール「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)」において、有料で提供していた基本機能の無料提供を開始した。
WOVN.ioは、最短5分でウェブサイトを30カ国語に対応させるサービス。既存のウェブサイトに後付けする形で、エンジニアによる追加開発なく多言語ページが公開できる。これにより、従来発生していた数百万単位の開発コストや数カ月にわたる開発期間が不要になると説明する。同社によると、2014年6月にサービスを開始し、これまでに大手企業をはじめ1万以上の事業者に導入されているという。
そして今回、同社は月額有料プランとして提供してきた基本機能を無料で解放した。会員登録後、公開ページ数1000ページ(EC、ログイン認証、レコメンドなども含むHTMLが出力されるすべてのウェブページ)に対し、動的/静的コンテンツを3言語で翻訳できるようになる。
これと同時に、大規模サイト(大規模ECサイト・メディア、SaaS、複数ドメイン運用、大企業)向けに、個別の要望に対して柔軟に対応する有料の「WOVN.io PRIME(ウォーブンドットアイオープライム)」も公開した。高度な機能を個別にカスタマイズ可能で、機能を無制限(ページ数・言語数・PV・機械翻訳文字数)に利用できるほか、専任コンサルタントによるサポートが受けられる。また、翻訳データの一括ダウンロードにも対応する。
同社ではこれにより、小規模から大規模まで、どのようなサイトであっても多言語化が実施しやすくなるとしている。
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