ビデオリサーチインタラクティブは6月29日、2015年度の動画広告出稿状況について発表した。
2015年度にPC動画広告を出稿した広告主数は1671社。そのうち、PC向けバナー広告にも出稿した広告主は1178社(動画広告出稿社中70%)であった。同じく、スマートフォン広告に出稿したのは886社(同53%)、テレビCMへの出稿は659社(同39%)となっている。
また、動画広告に出稿した広告主のなかで、PCバナー広告・スマートフォン広告・テレビCMのいずれも出稿している広告主は499社(同30%)となった。
動画広告出稿社数の業種別シェアをみると、「旅行・観光」「レジャー」「官公庁」などを含む「他のサービス」が34%と最も多くを占め、次いで「製造業」が23%、「IT業種」が12%と続いた。
バナー広告、スマートフォン広告の業種別シェアと比較すると、動画広告では「製造業」のシェアが高く、逆に「IT業種」「専門店(小売)」のシェアが低い傾向となった。
次に、動画広告出稿銘柄において、商品種類別の推定出稿量をみると、「官庁・地方自治体」が最も多く、以下「輸送用機器企業PR」「コンピュータ企業PR」が続く。バナー広告の推定出稿量ランキングと比較すると、特に「邦画」「洋画」といった映画案内のランクアップが目立った。
関東地区テレビCM出稿社の動画広告出稿状況では、当該期間にテレビCMを出稿したのは計1922社。そのうち約3分の1の広告主が動画広告に出稿している。
これをテレビCM出稿量上位1000社に絞ると半数になり、さらに上位100社に絞ると87%が動画広告にも出稿しており、テレビCM出稿量が多いほど、動画広告を出稿する割合が高い傾向にあることが分かった。
今回の結果は、同社独自基準をベースに収集した、PC動画広告やバナー広告などの統計サービス「Web Ads Report Advance」、スマートフォン広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」および、ビデオリサーチの「テレビ広告統計(関東地区)」を元にまとめている。
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