男性はウェブ、女性はテレビから興味を持つ商品を知る--NTTコム オンラインが調査 - (page 2)

 家で自由に過ごす時間にどのような機器を使用しているのか、複数回答で質問したところ、テレビとPCが多くの年代で上位を占めた。性別、年代別の特徴では、50代を除いた男性と60代女性においてPCが1位となり、50代男性、30~50代女性でテレビが1位となった。

 回答者が選択した機器の使用時間を、平日・休日で分けてたずねた結果、全体で「2時間以上」が平日で7割以上、休日では8割以上に達し、「4時間以上」は5割を超えた。また、性別、年代別では、60代男性は平日で86.6%、休日では94.5%が2時間以上使用しており、4時間以上の割合(平日54.4%、休日60.0%)、6時間以上(平日、休日ともに33.3%)と最も高くなった。

 平日に2時間未満の割合が高いのは、20代男性(31.7%)、30代女性(30.4%)、30代男性(30.0%)の順だった。また、休日に4時間以上使用する割合では、50代男性(61.1%)、60代男性(60%)、20代女性(58.7%)の順で高くなった。

 また、同条件で使用する機器を併用するかについて調べたところ、全体の66.7%で併用しているという結果になった。最も併用の割合が高いのは、20代女性(74.4%)で、30代男性(72.7%)、20代男性(72.3%)と続いた。一方、併用の割合が低いのは、60代男性(57.8%)、60代女性(58.2%)、40代女性(58.8%)だった。



 家で自由に過ごす時間に機器を併用すると回答した人の組み合わせを調べると、「テレビ・PC」(372名、該当者の割合は67.5%)、「テレビ・スマホ」(337名、同80.0%)、「PC・スマホ」(238名、同61.3%)が上位だった。

 また、「テレビ・PC」の併用が多いのは、40代女性(77.8%)、40代男性(75.0%)、60代男性(75.0%)。「テレビ・スマホ」の併用は、20代・50代・60代男性と50代女性を除く全ての年代で80%以上となり、「パソコン・スマホ」の併用が多いのは20代男性(81.5%)となった。


 最後に、家で自由に過ごす際に機器を併用すると回答した人に、1日のうちに併用する時間を聞くと、全体では「2−4時間未満」が最も多く(平日28.2%、休日26.3%)、続いて「1−2時間未満」(平日25.5%、休日25%)となった。


 併用時間が長いのは40代男性(4時間以上、平日32%、休日38.7%)、60代男性(同、平日38.7%、休日46.9%)だった。一方、併用時間が短いのは、20代男性(2時間未満、平日61.6%、休日50.7%)、30代女性(同、平日56.8%、休日54.3%)となった。


 調査の結果として、興味を持つ商品・サービスの情報取得の方法について、男性は「ウェブ上の特定のサイトから」、女性は「テレビから」が最も高く、男女で明確な傾向差がみられた。また、商品・サービスの購買を検討する際に参考にする情報源では、男性は「ウェブ上の記事(紹介、比較、評価)」で変化がないのに対し、女性は「家族の意見」が全ての年代で1位になり、「テレビの情報」を抜いて最も参考になるという。

 自由時間に家で使用する機器は、男女ともテレビ・PCが高いものの、20代女性に限ってはスマートフォンの使用が他の性別・年代に比べて顕著に高い傾向にある。最近は、複数の機器を同時に使用して情報を探す傾向にあり、今回の調査でも全ての年代で7割弱に迫っている。

 特に「テレビ・PC」、「テレビ・スマホ」、「PC・スマホ」の併用パターンが多い。1日に機器を併用して使用する時間は、全ての年代で「2−4時間未満」(平日28.2%、休日26.3%)が最も多く、性別、年代別でライフスタイルの違いに合わせ、情報の探索方法や機器の利用・併用に関しても傾向差がみられたと同社では分析している。

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