アサツー ディ・ケイ(ADK)は5月15日、同社の「若者プロジェクト」が運営する現役大学生のマーケター集団「ワカスタ」と、生活者調査・データ解析・プランニングを手がけるアクシバルと共同で、若年層(18~29歳男女)の情報拡散をクラスタごとに分析する新しいツールを開発した。
同社によると、若者にはさまざまなタイプが存在し、同じコンテンツに対しても興味を抱くポイント、過程が異なるという。例えば「フォトジェニック」要素に反応する“パリピ系の若者”と、「ツッコミどころのあるネタ」に反応する“ヌルオタ系の若者”とでは、興味のあるコンテクストが異なるとしている。
今回、ワカスタが持つ若年層に関する知見をベースに、生活者の意識・価値観データと購買・メディア接触ログデータを統合。独自のデータベースと連携したパネルを活用し、若年層特有の意識・価値観や情報行動を解明するための独自調査を実施。そこから、若者を「みんな推しミーハー」「内輪ネタリスト」など7つのクラスタに分類した。クラスタごとに、情報が流通しやすいコンテクストやメディアを「ワカナビセブン」として定義した。
これにより、多様化する若者へのアプローチ方法を明確化。若者全体に拡散できるコンテンツづくりにも役立つという。ADKでは、ワカナビセブンをクライアント企業の抱える課題の解決や新製品開発に活用としている。
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