Facebookで、HBOなど一部のブランドページを表示すると、ページの左側に「グループ」という新しいタブが追加されていることに気付くかもしれない。
見落としてしまいそうではあるが、これはFacebookと最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が推し進めている取り組みを示すものだ。同社は、Facebookのプラットフォームを、ユーザーを友人や家族とつなげるためだけでなく、大規模なオンラインコミュニティーのために構築しようとしている。
Facebookは、グループとブランドページ(Facebookはこれを「Facebookページ」と呼んでいる)の間で容易に移動できるよう、管理者が両者をリンクできるようにする方法をテストしている。例えば、HBOのFacebookページで新しいグループタブをクリックすると、「Big Little Lies」という番組の公式グループが表示される。これにより、多数存在するファングループの1つではなく、公式グループにユーザーを確実に導くことができる。
現在Facebookでは、10億人を超えるユーザーがグループを使用しており、6500万件のブランドページが存在する。Zuckerberg氏は2月、Facebookの将来に関する自身のビジョンを示した際に、グループとFacebookページを拡張することと、「人々がつながることのできるより有意義なグループを、コミュニティーリーダーが作成できるようにすること」を具体的に挙げていた。
「グループ」には、ユーザーとその友人のみが参加する場合もあれば、Hillary Clinton氏のPantsuit Nationという団体に所属する数百万もの人々が含まれる場合もある。Facebookページは主にブランドやアーティスト、組織のためのものだ。ページをフォローすれば、その最新情報がニュースフィードに表示される。
現時点でこの新機能をテストしているのはFacebookページの約2%だけだが、6月にはより広い範囲に提供される予定だという。
ブランドはまた、Facebookグループを作成し、自らのFacebookページからグループにリンクすることもできる。たとえば、非営利団体がFacebookページを運用する場合、管理者は子供支援や災害救援といった特定の目的に合わせて個別にグループを作成できる。
Facebookの製品管理担当ディレクター、Alex Deve氏は次のように述べた。「ユーザーが自分と似た人を見つけて、互いに支え合う。そんなことが現在グループで実現しつつあり、われわれはこれを拡大したいと考えている」
管理者はまた、ブランドとして自らグループに投稿することもできる。たとえば、HBOがドラマ「Big Little Lies」の公式グループに何か投稿したい場合、管理者個人のアカウントではなく、シンプルにHBOとして投稿できるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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