Facebookは米国時間4月6日、同社のデジタルパーソナルアシスタント「M」の完全に自動化されたバージョンを米国全域の「Android」および「iOS」ユーザーを対象にリリースすると述べた。同社はこの数カ月間、少数の「Messenger」ユーザーとともにMのテストを実施していた。
2015年に登場した際に、Mは人工知能(AI)を利用していたが、「人間によるトレーニングと監視」も受けていた。FacebookのDavid Marcus氏は当時、「市場で提供されているAIに基づく他のサービスとは異なり、Mは(商品の購入、贈り物の送付、旅行の予約手配といった)作業をユーザーに代わって実際に完了することができる」としていた。
6日にリリースされたバージョンは、自動化されているが機能は限られており、ユーザーはMessenger内で利用することができる。Mは、会話の中の意図を認識すると現れる。現時点でユーザーが実行可能な操作は、ステッカーの送信、現金の支払いまたは請求、現在位置の共有、計画の立案、投票の開始、配車の手配の6つだ。
「これはMのほんの始まりにすぎない」とFacebookの製品マネージャーを務めるLaurent Landowski氏とKemal El Moujahid氏は記している。「ユーザーのために毎日Messengerを改良する、AIに基づく快適な最新のエクスペリエンスがますます増えると期待してほしい」(Landowski氏とMoujahid氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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