サイバーのAI研究組織「AI Lab」、電気通信大学と産学連携

 アドテクスタジオは9月15日、AI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、電気通信大学と産学連携したと発表した。

 アドテクスタジオは、サイバーエージェントグループのアドテクノロジ分野における各サービスを開発するエンジニアの横断組織。2013年10月に設立され、8つの子会社を包括。計215人のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、DMPなど、21のサービスを提供している。そしてAI Labは、人工知能を活用したアドテクノロジの広告配信技術の研究・開発を目的に2016年1月に設立された研究開発組織だ。

 アドテクスタジオでは、2016年7月より、人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」を提供。人と会話をするように、商品に関する質問や相談に回答できるほか、簡単な雑談にも返答できるという。同サービスの会話エンジンは、AI Labが研究・開発している。

 今回、AI Labでは、AI Messengerの会話エンジンの精度向上や、より人間らしい対応の実現に向け、対話システムの研究・開発強化を目的に電気通信大学と産学連携をする。また、電気通信大学大学院 情報理工学研究科教授 南泰浩氏を対話システム研究のアドバイザーとして招聘する。

 AI Labはこれまで、東京大学、明治大学、静岡大学と産学連携をしている。今回新たに電気通信大学と連携したことで、4つの大学と各AI分野において研究を進める。今後も、企業とユーザーを「One to One」で結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指すとしている。

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