アライドアーキテクツは6月29日、写真共有SNS「Instagram」に投稿された写真・動画などのコンテンツをSNS広告運用に利活用するサービス「Letro(レトロ)」の提供を開始した。
Letroは、企業の商品やサービスを写した画像・動画などのユーザーコンテンツをInstagramで収集し、Instagram・Facebookの広告バナーとして利活用できるSNS広告運用支援サービス。Facebookの広告APIと連携し、ユーザーコンテンツの「収集」から利用許諾などの「確認」、そして「活用」までをワンストップで実行できる。
画像・動画の収集方法は、400万人超のSNSユーザーを擁する同社の会員ネットワークを活用してInstagramへの投稿を募る「キャンペーン型」と、すでに投稿されている画像・動画をハッシュタグで検索して、投稿ユーザーから利用許諾を得る「キュレーション型」の2種類から選択できる。
いずれの方法もユーザーとの間に金銭の享受はないとしている。広告出稿後、ユーザーコンテンツごとの広告効果を計測・分析することで、SNS広告におけるPDCAサイクルの最適化を目指す。導入価格は初期費用が10万円で、そこに月額利用料や広告出稿費(従量制)がかかる。なお、キャンペーン型でユーザーコンテンツを収集する場合は、別途キャンペーン構築・運用費が必要になる。
Letroでは、それぞれのユーザーコンテンツが持つ、色合いやテイストといった要素や、ユーザーコンテンツが実際に生み出したCTRやCPA(顧客獲得単価)といったパフォーマンス要素を、独自のデータとして蓄積・分析し、顧客企業ごとに「最適なSNS広告バナーの傾向」を提案するシステムを2016年度内に実装する予定だという。
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