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MWC 2016

MWC 2016の注目トレンド--世界最大のワイヤレス技術見本市を振り返る - (page 3)

Kent German (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年03月02日 07時30分
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スマートフォンの革新が起こりつつある

 スマートフォンの革新は頭打ちになった、という悲観的な見方に耳を貸すことはない。革新は現に起きており、よく注意して見ないと、わからないだけだ。LGのモジュール式アクセサリや、サムスンの何でも盛り込もうとする多機能性だけでなく、他のメーカーも限界をさらに超えようとしている。たとえば「CAT S60」は、赤外線ヒートマッピング機能を搭載したスマートフォンだ。これまでのところ米CNETの読者に人気のデバイスで、展示場のCaterpillarのブースは満員だった。

 そのほか、スマートフォンカメラに新しい世界を切り開こうとしているイスラエルのメーカーもある。OPPOのバッテリは16分間でフル充電でき、京セラは未来の防水スマートフォンの開発を進めている。

CAT S60は赤外線ヒートマッピング機能を搭載する。
CAT S60は赤外線ヒートマッピング機能を搭載する。
提供:Katie Collins/CNET

ウェアラブルはどうなったのか

 MWCに欠けていたものがあるとすれば、それはウェアラブルだ(もちろんVRは別だ)。Haier Watchと、Garminから新しいランニング用ウォッチ数点が出展されていたのを除けば、スマートウォッチやフィットネストラッカーといったガジェットは、ほとんど見当たらなかった。2015年には非常に多くの出展があり、2016年1月のCESでも相当数の新型デバイスが展示されていた。確かに、ウェアラブルの売り上げは伸びているが、業界調査会社IDCによると、Fitbit、Xiaomi(シャオミ)、Appleの3社で、2015年の売り上げの半分以上を占めているという。他のメーカーがこうした数字を見て、自社に適した分野を見つけ出そうとしているとしても、驚くことはない。

5Gはこれから

 MWC参加者の多くが気にしていたのは、次世代のモバイルだった。もちろん、4G(第4世代ワイヤレス)のサービスさえ始まっていない地域もあるが、ワイヤレス業界は常に前進を続けている。ただ、それほど心配しなくてもいい。5G革命は、まだすぐには始まらないからだ。

 MWCでは、先進国と途上国でのモバイルに対する考え方の不均衡も明らかになった。5Gで中心となるのは、さまざまなモノをインターネットにつなぐことだが、その一方で、先週発表されたインターネット利用可能性に関する報告書では、世界の大半の地域でインターネットの基本的な機能さえ利用できていないという現状が明らかになっている。

 Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、現地時間2月22日の基調講演において、インターネットにつながった世界のごく一部が、次世代のテクノロジを利用しようと躍起になっているが、欧州や米国のかなりの地域も含めて大半の人はいまだに、25年前のテクノロジである2Gを使っている、と指摘した。Zuckerberg氏は、豊かな少数の人とそれ以外の人との間に存在するギャップは、今のまま進んでいけば広がる一方だと警告している。だが、FacebookとVRに関する自身の目標を達成するには5Gが絶対に必要だ、とも付け加えた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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