グリーの100%子会社でインターネットメディア事業を手がけるピンテは12月15日、動画制作や出演者のキャスティングから動画配信までを一気通貫で支援するサービス「WOOZ(ウーズ)」の提供を開始した。タレント事務所や制作会社と連携してコンテンツを制作し、TwitterやFacebook、Instagram、YouTube、ピンテの自社メディアである「GREE ニュース」などに配信する。
動画の出演者は、複数のタレント事務所と連携することで、子役から年配者までを幅広くそろえる。SNSで拡散力のあるユーザー(インフルエンサー)をはじめ、モデル、スポーツ選手、プロゲーマーなどがいるという。
グリーの広告メディア事業本部長である江川嗣政氏によれば、実写だけでなくアニメーションも制作する予定。「グリー社内のアートスタジオは、ゲームのキャラクターを制作したり動かしたりする技術が発達している。グリーが動画マーケティング支援をする強みになる」(同氏)。
当初は30万円、40万円のパッケージでの販売に注力する。すでにECやゲームなどの事業者から引き合いがあるという。
現在は「タレント事務所、制作会社ともに十数社と話をしている」(同氏)段階。将来的には、全国の主要都市で十数社~100社と連携したい考えだ。また今後、グリー傘下のネット広告会社Glossomが運営する動画広告配信プラットフォーム「AdColony(アドコロニー)」と連携させることも計画している。
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