ヤフーと日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は11月24日、デジタルコミュニケーション領域におけるパートナーとして業務提携を結んだ。Jリーグの新規サポーターの獲得と試合観客数の増加を図るのが狙い。ヤフーはJリーグの「サポーティングカンパニー」として、主にインターネットを活用したプロモーションやマーケティングなどの業務をJリーグと連携して進める。
施策の第1弾として、同日、ヤフーが子会社のワイズ・スポーツと協力して運営するスポーツ情報サイト「スポーツナビ」で、明治安田生命Jリーグチャンピオンカップの特集ページを公開した。12月2、5日の決勝では、スポーツナビのトップページを特別仕様のデザインに変更し、「Yahoo! JAPAN」のトップページに同ページへの誘導枠を設ける予定だ。
今後の施策では、「映像」や「チケット販売」などで連携することを検討しているという。
Jリーグ チェアマンの村井満氏は同日の記者会見で、「ヤフーと組みJリーグに関する情報の視聴機会を増やすことで、国民の関心が高まり、その中で新規サポーターが生まれ、スタジアムに足を運ぶ人が増える」と戦略を説明。「1人でも多くの皆さんにJリーグの楽しさを伝えたい。最終的にスポーツ界全体のデジタル化を加速させるような気概で進めていきたい」と意気込みを述べた。
ヤフー代表取締役社長 CEOの宮坂学氏は、「まずはヤフーのウェブサイトでJリーグに関する情報を見てもらうことに取り組む。そこで成果を出し、『(Jリーグに関する情報を)見る』から『(試合を)観る』に変えていきたい」と語った。
ヤフーによれば、Yahoo! JAPANの利用規模は、2015年7~9月で、1日あたり平均約8500万ユニークブラウザ(UB)。Yahoo!ニュースでサッカーカテゴリを閲覧しているユーザーの規模は、同8月で月間約2900万UBにのぼるという。
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