ヤフーは11月10日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との情報連携の内容を更新。連携する情報の幅を広げた。
新たに、CCCのレコメンドサービスでヤフーが保有する情報を利用できるようにした。ヤフーは、特定のユーザー個人を識別できない情報をCCCに提供する。情報は、ユーザーが閲覧したページや広告、利用したキャンペーンの履歴に関するもの、ヤフーが独自の基準で分類したユーザーの興味・関心分野に関するものだ。
CCCはそれらの情報を、電子メールを含むダイレクトメールや店頭クーポンなどで、「ユーザーに最適なサービス」や「お知らせ」を案内するレコメンドサービスの精度を高めるために利用する。12月1日から連携するとしている。
そのほかの更新箇所は次の通り。
情報連携の対象は、Yahoo! JAPANで「Tポイント利用手続き」をしたユーザーのみ。つまり、Yahoo! JAPAN IDを利用していて、T-IDと紐付けており、オプトアウト(情報提供の停止)の手続きをしていないユーザーだ。
オプトアウトは、ヤフーからCCCへの情報提供を希望しないユーザーはヤフーが用意したページ、CCCからヤフーへの情報提供を希望しないユーザーはCCCが用意したページで申請できる。
また、CCCから提供された情報を活用したヤフーの行動ターゲティング広告の配信を希望しない場合は、ヤフーが用意したページでオプトアウトの申請が可能。米Yahoo!が提供する広告枠取引サービス「Yahoo Ad Exchange」を活用した行動ターゲティング広告を無効にするには、Yahoo!の用意したページにアクセスし、画面の表示を「Opt In」の状態にする。
両社は2014年5月、同6月2日付けでプライバシーポリシーを改訂。これに従い、2015年4月1日に情報連携を開始した。
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