ミツバチの眼 ニコンは先々週、第41回「Small World Photomicrography Competition」の入賞作品を発表した。これは顕微鏡を通じて微小な世界を撮影した写真のコンテストで、ニコンが毎年開催している。 「入賞者を決めるにあたり、審査員は世界中から寄せられた応募作を吟味した。被写体は化合物から、最大限に拡大した生物標本まで、さまざまだった」。発表文にはこのように書かれている。 83カ国から、2000点を超える応募作が集まった。これは、タンポポの花粉にまみれたミツバチの眼を写した写真だ。オーストラリアのRalph Grimm氏が、この作品で1位を獲得した。120倍ズームで撮影されたこの画像には、養蜂と、世界的なミツバチ危機に対するGrimm氏の関心が反映されている。 「この写真の意図は、ミツバチの眼を通して自然の繊細さと美しさを伝えることにある。そしてまた、われわれが生きる極めて多忙なハイテク世界では、社会の重要な要素としての芸術が定常的に失われており、人間としてのアイデンティティを失う人が増えているということを伝える狙いもある」(ニコン)
提供: Ralph Claus Grimm
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
CNET Japan(Facebook窓)