物理学者であり、科学を革新した人物であるAlbert Einsteinは「あらゆる宗教、芸術、科学は、同じ木から伸びた枝だ」と言った。そしてNikon International Small World Photomicrography Competitionは、科学に芸術的な美が存在する強力な証拠となっている。
この写真コンテストは、光学顕微鏡越しに見える生命の美しさと複雑さを紹介する、第1級のフォーラムとみなされている。ここで目玉となるのは、われわれの周りに存在する非常に小さな世界の色、形、線、そしてそこにいる生命だ。
キイロショウジョウバエの抽象的な画像から、ゼブラフィッシュの胚の発達を示す研究目的の画像まで、顕微鏡という目を通して撮影された写真は、そうした画像が学術コミュニティーにとって役立つと同時に、純粋に写真芸術を鑑賞したい人々のもとにも届くことを示している。
この画像はオヒキコウモリ科のMolossus rufus(ブラックマスティフバット)の胚だ。ケンブリッジ大学Department of Physiology, Development and NeuroscienceのDorit Hockman氏が撮影したものである。
この画像はコンテストの第20位を獲得した。スライドショーをクリックして、上位20位の残りの作品を見てほしい。
提供: Dorit Hockman