LINEは8月7日、日本マイクロソフト(日本MS)と連携し、企業向けAPI「LINE ビジネスコネクト」と、日本MSが開発する人工知能「りんな」の技術を活用した、人工知能型のLINE公式アカウントを企業向けに提供すると発表した。
7月末、LINEの公式アカウントに突如、日本マイクロソフトが開発した“女子高生AI”アカウント「りんな」(@ms_rinna)が登場。その受け答え内容が「本物の女子高生とチャットしているようだ」と一部のネットユーザーの間で話題になっていたが、その目的などは明かされていなかった。
日本MSによれば、りんなはマイクロソフトが検索エンジン「Bing」で培ったディープラーニング技術と、機械学習のクラウドサービス「Azure Machine Learning」を組み合わせることで生まれた人工知能。おしゃべり好きな女子高生という設定で、日常会話や雑談など人間らしい自然な会話できることが特徴だ。
新たに提供する人工知能型のLINE公式アカウントを導入することで、企業は個々のユーザーとの会話内容をもとに、おすすめの商品や必要な情報を提供できるという。また、ユーザーからの問い合わせに対して的確にLINE上で対応することで、オペレーターの人的コストを削減できるとしている。
LINEでは「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」認定の公式パートナーであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、トランスコスモスを通じて、「りんなAPI for Business」を企業向けに提供するとしている。
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