凸版印刷は8月3日、京都駅ビルでデジタルサイネージでクーポンなどの情報を配信するO2O2O(Out of Home to Online to Offline)サービスの実証実験を、8月3~30日まで実施すると発表した。
この実験では、京都駅ビル南北自由通路に設置されたデジタルサイネージにBluetoothタグを設置し、スマートフォンにクーポンなどの情報をプッシュ配信することで、リアル店舗への送客の有効性を検証する。
マンション分譲を手がける日本エスリードがこの実証実験に参画し、京都市内で分譲する新築マンション「エスリード四条大宮」「エスリード伏見丹波橋」「エスリード京都山科」の来場クーポンをデジタルサイネージで訴求するという。
また、その場で凸版印刷の電子チラシポータルサイト「Shufoo!」が提供するスマートフォン向けアプリ「シュフーチラシアプリ」(iOS/Android)を起動することで、デジタルサイネージのBluetoothタグからプッシュされる情報を受信し、特設サイトへ誘引。京都駅近隣にある日本エスリードの分譲マンションギャラリーで、ジェイアール京都伊勢丹で利用できる商品券を配布、送客を促すという。
凸版印刷は、今回の実証実験の結果をもとに、デジタルサイネージを活用したO2Oソリューションを実用化。企業と生活者を結び、地域経済の活性化に貢献できるコミュニケーション手法の開発を推進するとしている。
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