楽天は8月1日から5日まで、楽天市場への出店店舗や楽天グループ各社のサービスを集めたユーザー参加型リアルイベント「楽フェス 2015」を開催する。会場は東京ビッグサイトの東4ホールと東2ホールで、毎日10時から。入場料は無料。目標来場者数などは明らかにしていない。
当日は、楽天市場に出店している店舗の中から、楽天が審査をして選んだ約300店が、グルメやファッション、ライフスタイルなどの商品を販売する。会場限定の商品もあるという。2日目以降は、前日の売り上げ情報をもとにした商品ランキングを発表。楽フェスのオフィシャルサイトとも連動させる。
会場内では、同社がこれまで継続して開催しているご当地グルメなどを集めたリアルイベント「うまいもの大会」をはじめ、楽天市場に出店する約1万3000店のグルメ店舗の中からスイーツの頂点を決定する「夏のスイーツグランプリ」、壁紙貼りやペイント体験、たらこの漬け込み体験などのワークショップ、ファッションショーも開催。
そのほか、楽天カード利用者のみが利用できる「楽天カード プレミアムラウンジ」や、楽天傘下で無料通話・メッセージングアプリを提供するViberによる「Viber Bar」なども用意する。
来場者には、楽天のキャラクター「楽天パンダ」が描かれた特製Rポイントカードを、楽天スーパーポイント100ポイント付きで贈呈。数量限定で、なくなり次第配布を終了するとしている。
イベントの仕組みとして「ポイントを介したO2O」を意識した、と楽天市場事業部 PR推進部の前田真氏は説明する。来場者は、店舗チェックインアプリ「楽天チェック」を使って、会場を回りながら楽天スーパーポイントをためられる。「ネットで使えるポイントをリアルの場でためる体験をしていただき、実際にネットのショッピングに使ってもらえたら」と前田氏は期待する。
楽天の執行役員である河野奈保氏は、「グループをあげて、しかも5日間にわたって東京ビックサイトを貸し切るような大規模なイベントは、(楽天の)19年の歴史の中で初めての試み。不安と期待の両方がある。初めてということで(来場者数などを)試算できていないが、会場である東京ビックサイトを満員にしたいと思っている」と意気込みを語った。
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