インテグレートは7月21日、マーケティング事業などを手掛ける中国の普千商務諮訊と業務提携し、「訪日中国人客向け統合型マーケティングサービス」を開始すると発表した。インバウンド需要の高まりを受けての取り組みで、日本の製薬、化粧品、トイレタリー、家電各社の導入を見込む。
旅行前、旅行中、旅行後の訪日中国旅行客のカスタマージャーニーを探索して分析し、訪日前からの効果的な機会を捉え購買行動を促す。
インテグレートは統合マーケティングのプランニングを担い、中国人のインサイトを捉えたストーリーとコンテンツにより、訪日中国人客の購買行動を喚起するオリジナルメッセージを開発する。一方、普千はSNS解析による中国人の購買特性の分析と、中国のウェブメディアとのネットワークによる情報拡散やSEO対策、施策後のソーシャルリスニングでの効果測定と検証によるマーケティングプログラムの最適化を図る。
インバウンドでの購買行動は、国内需要とは異なる対応が求められる。インテグレートによれば、中国人客は、短い期間で大量の買い物をするために買うものや場所があらかじめリスト化されており、来日する前に購買商品が決まっているという。
普千は2001年10月設立。2004年に中国メディアとソーシャルメディアデータの収集、整理サービスを開始。現在はマーケティング、PR、コミュニケーション戦略コンサルティングなどのサービスも提供している。
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