「Apple Watch」レビュー(第4回)--音楽再生機能、Apple Pay、課題が残る操作性 - (page 2)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年04月20日 07時30分

 ただし、ヘッドホンジャックがないため、この音楽を楽しむにはBluetoothヘッドホンをペアリングする必要がある。Bluetoothスピーカーをセットアップするか、「AirPlay」を利用してもいいだろう。

 筆者が音楽を再生したとき、音飛びが発生して再生が途切れることがあった。正常に再生されているときの音質は良好だった。Bluetooth接続が完璧ではなかったので、時折、音楽が途切れたり、ポップノイズや音飛びが発生したりした。かなりの頻度で発生したため、ポケットに入れていたiPhoneに戻りたくなったほどだ(誤解のないように言っておくと、これまで使ってきたどのBluetooth対応ヘッドホンとスピーカーでも、音飛びはソースに関係なく時折発生する。しかし、筆者がApple Watchを使い始めてから数日間は、許容できないほど頻繁に音飛びが発生するという印象を受けた)。筆者は複数のヘッドホンを使って、夜に同期した約100曲の音楽プレイリストを再生してみた(Apple Watchは、プレイリストの同期中は充電器に接続する必要がある)。

音楽再生としては、リモコンとして機能する一方で、保存したプレイリストの再開も可能だ。
音楽再生としては、リモコンとして機能する一方で、保存したプレイリストの再開も可能だ。
提供:CNET

「Apple Pay」(米国のみ)

 確かに米国ではApple WatchのApple Payを使って買い物をすることができるが、iPhoneを使用する場合とは仕組みが異なる。カードを別にセットアップした後、側面のボタンを2度押して、バーチャルカードを呼び出す。Apple Watchを手首に装着していれば、いつでもApple Payを使うことができる。iPhoneが近くになくても構わない。Apple Watchで買い物をするのは楽しいが、iPhoneを持たずにスマートウォッチだけを身に着けて外出することはあまりないと思う。それに、Apple Payの普及率はまだ、米国においてもあらゆる場所で使える決済手段と言えるほどではない。しかし、その使いやすさや、NFC(近距離無線通信。Apple Payを可能にしているテクノロジ)でホテルのドアを開ける機能を考えると、将来的には大きな可能性がある。

複数枚のクレジットカードをApple Watchに保存することが可能だ。
複数枚のクレジットカードをApple Watchに保存することが可能だ。
提供:CNET

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