動画はモバイル重視が消費者へのリーチを最大化する戦略に--Ooyala調べ

加納恵 (編集部)2015年03月24日 17時26分
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 動画の配信や分析などを手がけるOoyala(ウーヤラ)は、2014年第4四半期における動画の視聴傾向を分析した「Global Video Index Report」を発表した。モバイル&タブレット視聴の増加は世界的な潮流になっているという。

 Global Video Index Reportは四半期に一度発表されており、最新版は2014年10~12月の2014年第4四半期に、世界中の約2億2000万人の視聴動向を分析したものになる。

  • 携帯およびタブレット動画の増加率

 これによると、スマートフォンやタブレットでの視聴は大きく増加し、全オンライン動画視聴の34%を占めているとのこと。再生された動画は本数ベースで2013年第4四半期からほぼ倍増、2013年から5倍増、2011年からは16倍増になる。

 OoyalaのCEOであるJay Fulcher(ジェイ・ファルチャー)氏は「この傾向は、放送局やパブリッシャーに、コンテンツ、配信する広告の視聴体験をモバイル志向の強い視聴者に合わせてパーソナライズすべき絶好の機会が到来していることを示している。スマートフォン画面の大型化による外出先での動画視聴体験の向上や、定額データ通信プランの普及などがモバイルによる動画視聴を促進しており、モバイル重視路線(モバイル・ファースト)をとる企業が、消費者へのリーチや収益を最大化し、市場で優位に立つことができるだろう」と述べている。

 広告のインプレッション数でも、全視聴デバイス中、放送局とパブリッシャーの広告視聴数では1位のデスクトップPCにつづいてスマートフォンが2位につけているとのこと。

 2014年12月には、欧州のパブリッシャーのオンライン広告全体で、スマートフォンによるインプレッション数のシェアは35%。これは14%のタブレットの2倍を超えているとのこと。デスクトップPCのシェアは51%になっている。

  • 携帯およびタブレット動画の長さによる視聴時間の割合

 一方放送局の広告は、スマートフォンとタブレットがそれぞれ全インプレッション数の12%となっており、PCがシェアの大半となる76%を獲得。これはパブリッシャーのコンテンツは、スマートフォンやタブレットと相性の良い短編から長編動画まで幅広いのに対し、放送局は長編コンテンツが主体であることが要因になっているという。

 デバイスごとの視聴動向としては、タブレット利用者は、10分を超える長編動画の視聴が他端末利用者より多く70%に及ぶ。スマートフォンでは短編54%、長編46%と、ほぼ半分ずつになっているとのこと。Ooyalaは、視聴者がモバイルデバイスに高いエンゲージメントを示すことから、コンテンツプロバイダはあらゆる端末でのミッドロール広告の利用を検討するべきとしている。

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