GALAXY Note 4は2014年に発売された最高のファブレットの1つで、Gearの基盤となっている。このスマートフォンは2560×1440ピクセルの5.7インチOLEDディスプレイを備えており、ディスプレイのピクセル密度は極めて高いのだが、2つの目に分けて拡大された96度の視野で見ると、これが最低限のラインのように感じられた。
「Snapdragon 805」プロセッサは、パノラマ動画や3Dバーチャルツアーの表示や、さまざまなフル3DVRゲームをプレイするには十分な性能を示したが、画面の物理的な解像度の限界から、過去のOculusやProject Morpheusでも見られた、個々のピクセルが見えてしまう「網戸効果」が若干出ていた。動画は少し低解像度になるが、体験全体の没入感はそれを補って余りあるもので、想像するよりも素晴らしい体験ができる。特に3Dグラフィックについてはそうだ。
Gear VRにはそれほど多くのアプリはないが、スタート時点としては多くの人が考えるよりも品ぞろえが充実している。現時点では、23個のアプリ、ゲーム、デモが用意されている。そのうち3つ(「Oculus Cinema」「Oculus 360 Photos」「Oculus 360 Videos」)は実際には既存のコンテンツのビューワで、数十のパノラマ写真と、いくつかの動画クリップやトレーラーが付属している。
ここではいくつか、素晴らしかった体験を紹介しよう。
Oculus Cinema:映画のトレーラーや、自分で読み込んだ動画を見ることができるバーチャル映画館。ここで素晴らしいのは、映画館そのものだ。大型の映画館や映写室のほか、月面まで選べる。大きな映画館や、スクリーンの明かりで照らされるシートは非常にリアルで、近い将来に映画館の代わりになるのではとさえ思える。ただし、そのバーチャル映画館で見られる実際の映像の解像度が、既存のスマートフォンやタブレット、テレビの品質に近づけばの話だが。
TheBluVR:くじら、サメ、流氷、魚の群れなどがあふれる、バーチャル大洋アドベンチャーだ。これを子供と甥、姪に試させてみたところ、喜びの叫び声を上げ、本当に海の中にいたような気がしたと話していた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス