米CNETは「Riptide GP2」を用いた集中的なテストを実施した。同アプリはスムーズに動作し、60インチの液晶テレビで期待通りの見た目となった。また、筆者は同僚のScott Stein記者とともにAmazon Fire TV上で同じゲームを1~2回プレイしてみた。その結果、レスポンスは筆者の感覚ではどちらも同じようなものだったが、同記者はAmazon Fire TVの方が若干スムーズだと感じていた。
筆者はさらに、両方の製品上で「Modern Combat 4」とGrand Theft Auto: San Andreasをプレイしてみた。どちらの見た目も大画面上のRiptide GP2よりソフトになっており、コントローラの反応も少し遅れる感じであったが、いずれも十分プレイ可能であり、両製品とも基本的に同じ使用感であった。
また、ちょっとしたバグや不具合にも遭遇した。「The Walking Dead」をインストールしようとするたびに、メニューからはじき出され、うまくいかなかった。そしてテスト機にインストールされていた「BADLAND」はまったく起動できなかった。なお、Modern Combat 4の初期ロード中にNexus Playerがハングしたため、メインメニューに戻るしかなかったが、これはちょっとした不具合のようであり、再現性はなかった。こういった不具合は使用状況によりそうだ。
別売のコントローラ同士を比較した場合、Amazon Fire TV用のコントローラには、オフセット配置された「Xbox」形式のサムスティックや、メディアの再生/一時停止ボタンが装備されているという点が大いに評価できるものの、どちらも十分しっかりした作りとなっており、タッチスクリーンを用いたゲームプレイに比べると操作性は格段に向上する。なお、Nexus PlayerはNyko製のような、その他のBluetoothコントローラとも互換性を有している。
ゲームの種類を比較すると、今のところAmazon Fire TV向けの方がアプリと同様に、Android TV向けよりも勝っている。しかし、お気に入りのゲームは上述したGrand Theft Auto: San Andreasのように、Google Playストア上で「隠し機能」状態になっており、利用できるようになっている可能性もある。また、すぐに多くのゲームが登場してくるはずだ。この記事を公開する直前の週末にも、「Final Fantasy III」や「The Wolf Among Us」といったものを含むいくつかの新たなタイトルが登場した。
ゲーマーにとっての主な制約はストレージ容量になる。Nexus PlayerとAmazon Fire TVはいずれも8Gバイトという比較的少ない容量で拡張することもできないため、大きめのゲームをいくつかインストールするとすぐにいっぱいになる。Nexus Playerのテスト機にあらかじめインストールされていた、動作しないBadlandに加えて、いくつかの小さなアプリとRiptide GP2、Modern Combat 4、Grand Theft Auto: San Andreasをインストールした後で、「The Walking Dead: Season Two」を追加しようとすると、「Your device is out of space. To uninstall apps you don't want, go to Settings > Apps」(デバイスの容量が足りません。不要なアプリをアンインストールするには[設定]-[アプリ]を選択してください)というメッセージが表示された。
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