アマゾン「Kindle Voyage」レビュー--高解像度のハイエンド電子書籍リーダー

David Carnoy (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年11月18日 07時30分
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 タブレットや電子書籍リーダーに対するAmazonのポリシーはここ数年、「高級でない価格で高級な製品」を作り出すというものであった。このため、高級電子書籍リーダーとして同社が「Kindle Voyage」を高級品とも言える価格で市場に投入したことに驚く人々もいた。なお、Wi-Fi版の米国での開始価格は199ドルとなっている。

 「無料」で3G接続が利用できる上位機種も269ドルで入手できる。なお、いずれのモデルも追加料金(米国では20ドル)を支払えば、ホーム画面とロック画面で表示される広告を消し去ることができる(英国では、安価な広告つきモデルは販売されない)。

 Kindle Voyageは、2013年に発売された「Kindle Paperwhite」(ストレージを2Gバイトから4Gバイトに増強し、現在でもWi-Fi版が119ドルで販売されている)と比べてもさほど大きなアップグレードとはなっていない。しかし、Kindle Voyageは厚さ7.6mmで重さ180g(Kindle Paperwhiteは206g)と少しスリムな仕上がりになっている。また、前面ライトの機能向上が図られ、解像度を増した画面は少しシャープになり、コントラストも向上している。

 ひとことで言えば、この製品は今まで使ってきた「Kindle」製品のなかで最高の出来と言える。しかし、Kindle Paperwhiteの価格に80ドルを上乗せする価値はあるのだろうか?

 現在Kindle Paperwhiteを使っていて不満がないのであれば、あるいはたまにしか電子書籍リーダーを使わないというのであれば、答えはノーと言えるだろう。しかし、電子書籍リーダーを毎日のように使用しているのであれば答えはイエスであり、購入すれば文句なしに最新かつ最高の製品で読書できるようになるはずだ。

デザインの違い

 Kindle Voyageは電子インクを採用したKindleシリーズのうちで、本体の前面全体を覆うフラッシュガラスと、マグネシウム製の背面ボディを特徴とする初めての製品だ。また、画面には6インチの新型「Carta」E Ink HDタッチスクリーンディスプレイ(ピクセル密度は300ppi)が採用されている。さらにKindle Voyageは、エントリーレベルの2014年型Kindleが採用している赤外線ベースのタッチ技術ではなく、Kindle Paperwhiteと同じく静電容量式のタッチ技術を採用している。

 またディスプレイ部分には、「化学的に強化したガラス」とAmazonが呼ぶ、引っかき傷をつきにくくしたガラスが使用されている。さらに同社によると、ガラスからの反射やぎらつきを抑えるために、その表面に極小のエッチングを施しているという。ちょっとしたハイテクガラスと言えるだろう。Kindle Voyageを屋内と直射日光の下で使ってみたところ、この極小エッチングの効果は感じ取れたが、それでもぎらつきがなくなるというわけではなかった。

提供:Sarah Tew/CNET
Kindle Voyageは前面がフラッシュガラスとなっており、電子インクを採用した同社の電子書籍リーダーのうちで最もシャープな画面を実現している。
提供:Sarah Tew/CNET
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