Facebook、広告プラットフォーム「Atlas」の再リリースを発表

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年09月30日 08時15分
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 Facebookは米国時間9月28日、2013年にMicrosoftから買収した広告技術「Atlas」の提供を再度開始すると述べた。再構築された今回の新しいAtlasにより、Facebookのパートナーらは、同サービスがウェブ上でアクセス可能なあらゆる場所にいるFacebookユーザーに、広告を送信することができる。

 Atlasの効果はいたってシンプルだ。Facebookと契約した広告主の1社であるPepsiCoは、Atlasを利用することにより、新しいソフトドリンクの広告を、年齢、所在地、嗜好といったFacebookが既に把握している情報に基づく特定のグループを対象に表示することができる。

 この動きが成功すれば、Facebookはサービス範囲を拡大し、インターネット広告のトップ企業として君臨するGoogleに対抗できる可能性がある。インターネット広告業界は、2014年には1400億ドルを超える規模に達すると推定されている。

 Googleの成功の中心にあるのは、DoubleClickという子会社である。同社は、広告主らによるウェブ全体にわたる広告の購入と、広告活動の追跡を支援している。

 またGoogleは、「AdMob」も所有している。AdMobは、携帯端末に特化して構築された広告技術である。しかしモバイル分野においては、主導的な地位にあるGoogleのシェアが急速に侵食されつつある。一方、Facebookも急成長しつつある。

 モバイル広告市場も急速に成長している。2014年には、支出が前年比で85%近く増加して、327億ドルを超えると推定されている。

 このような背景から、FacebookはAtlasの再構築に取り組み、広告およびマーケティング企業であるOmnicom Groupとの契約を更新して、PepsiやIntelといった顧客と連携した。

 Facebook傘下の写真共有サービスInstagramも、Atlasと連動するように設定されている。

 同サービスの仕組みは、次のとおりだ。ユーザーが携帯端末でFacebookにログインすると、特殊な端末識別子が同社のサーバに登録される。この識別子によって顧客の追跡が可能になり、その後ユーザーの端末上の別のアプリが表示する広告を要求すると、Facebookはこの顧客に関する情報を利用して最良の広告を検索し、送信することができる。

 Facebookはモバイル識別子を、クッキーやブラウザの種類といった他の情報と組み合わせることにより、さらにきめ細かいターゲット広告を生成するつもりである。Facebookは以前、ユーザーの個人情報を広告主に開示することはしないと述べていた

Facebookは、Atlasと呼ばれるサービスで広告リーチを拡大する予定だ。
Facebookは、Atlasと呼ばれるサービスで広告リーチを拡大する予定だ。
提供:Screen shot by Ian Sherr / CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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