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「iPhone 6」の新機能はどうなる?--アップル次期端末のうわさを検証 - (page 4)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年09月01日 07時30分
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 AppleがNFCテクノロジをサポートするとのうわさはかなり前から流れているが、同社はこれまで採用を見送ってきた。Schiller氏は数年前、Appleの「Passbook」プログラム(チケットやポイントカードなどの情報を保管できる)は、顧客が必要としているものを実現しており、小売業者の既存の決済システムなしで動作すると述べていた。

 しかし、Appleは新しいモバイル決済システムの開発に取り組んでいると言われており、その機能がiPhone 6で登場する可能性もある。

 モバイル決済はAppleにとって自然な進化だ。同社は既に、何億人もの「iTunes」ユーザー(4月の決算発表の時点で約8億人)に対して、クレジットカードに関連付けられたiTunesアカウントから、音楽、書籍、アプリを購入できる機能を提供している。この決済プロセスをデジタルウォレットや、ほかの何らかのモバイル決済サービスに拡大することは、同社の変化として十分に考えられる。

 Cook氏は1月、Appleはモバイル決済という概念と、Appleの「Touch ID」機能をその実装の一部として利用することに関心があると述べた。

 また、AppleがモバイルデバイスにNFCを採用すれば、モバイル決済を利用する小売業者が増えるかもしれない。それが同テクノロジの普及を後押しする可能性もある。しかし、Appleは既にBluetoothを利用している。Bluetoothは現在のさまざまなデバイスに標準で搭載されており、NFCで実現できる機能を数多く提供している。

サファイアスクリーン

 ほかにうわさされているiPhone 6の機能(アナリストの見解では実現の可能性が最も低い機能)には、サファイアスクリーンの採用もある。鉱物の中で3番目の硬さを持つとされるサファイア(スマートフォンスクリーンの場合は合成サファイア)は、壊れにくく、傷がつきにくいため、多くの人がスマートフォンにおける至高の目標と見なしている。サファイアを支持する人々は、現在iPhoneのスクリーンに使用されている「Gorilla Glass」よりも強度と耐久性に優れていると主張する。Gorilla GlassのメーカーであるCorningは、その主張に異を唱える。

 しかし、サファイアは製造が困難で、コストも高い。アナリストは、サファイアスクリーンを採用すれば、iPhoneの値上げが必要になると予想する。iPhoneの需要に応えられる量のサファイアを低コストで製造するのは不可能との見方もある。AppleがiPhoneの一部のモデルでサファイアを採用する可能性はあるが、それも製造技術が進歩するまで実現しないかもしれない。

 GartnerのアナリストのVan Baker氏によれば、Appleはサファイアとガラスのハイブリッドのようなものを採用する可能性もあるという。「同社がハイブリッドや重層構造を実現する方法を考え出したとしたら、それは理にかなったことだ。その素材は、Gorilla Glassよりはるかに硬いものになるとしても、サファイアほどの硬度ではないだろう」(Baker氏)

 いずれにせよ、サファイアがiPhone 6の少なくとも一部分、つまり指紋センサに搭載されることはほぼ間違いない。iPhone 5sには、ホームボタン(指紋センサはここに搭載されている)と本体のカメラの両方を保護するために、より硬度の高いガラスが使われた。Appleは同様の方法でiPhone 6にサファイアクリスタルを使用する可能性が高い。

 Appleがサファイアを採用することになれば、スマートフォンは今よりもはるかに頑丈になるだろう。しかし、はっきりしないのは、サファイアはGorilla Glassよりスクリーンのひび割れに強いのか、ということだ。とはいえ、サファイアの採用によってAppleのデバイスは競合製品と一線を画す存在となり、高級スマートフォンとしての地位がさらに盤石になるだろう。

 その地位はかなりの間、維持できるかもしれない。アナリストによると、AppleはメーカーであるGT Advanced Technologyへの5億7800万ドルの投資によって、世界のサファイアの大部分を確保しており、それをモバイルデバイスに使用する予定だという。両社はスクリーンを製造するために、アリゾナ州メサに新しい工場を開設した。

 AppleのiPhoneは、長きにわたってスマートフォンの象徴的な存在だった。今もそうなのかどうかは、間もなく明らかになるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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